序章
今年は節目の歳だし、なんか・・・ものすご〜く思い出に残るような旅行がしたいなぁ〜」「そ〜言えば、去年の11月の香港以来、海外へ行ってないじゃん、私。来年の年賀状(毎年旅の写真)、どうしようかなぁ(←かなり気が早い)」「色々と先々のこと考えると、これから暫くはなかなか休めそうもないし、かと言って、今でも長期休暇は無理だから、近場のアジアで・・・」
今回は色んな思いが交錯して、それから始まった旅だったかも…。でも、夢リストのなかから選んだ旅は、私にとって、今までの旅とはまた違う感動を、もたらしてくれた(特に触感)。
旅の目的は、『パンダ(大熊猫 中国読み「ターシュンマオ」)の故郷の四川省へ本物のパンダに会いに行く』ってこと。実はここ12年の間、私はパンダのパペット(生茶パンダとは似ているけど、ちょっと違う)にハマっていた(関連サイト「港北ニュータウンのパンダたち」)。そして、次第に「パンダって可愛いし、癒し系よねぇ、いつかは見に行って、出来れば触ってみたい」と、思うようになっていた。そして、間もなくHPに載せている夢リストの中にしっかりと入れたのである。いつか・・・実現出来るといいなぁって。
そして・・・今回はその夢を実現させることが出来た。短いけれど、感動がギュッと詰まった旅だった。

母を誘ってみる
「ね〜、お母さん、今、旅行に行けるほど自由に出来る(お母さんの)お金ある?(注:私の場合、旅行=海外を意味することが殆ど)中国にパンダ見に行かない?」
とある7月の週末の午後、母娘2人でマッタリ過ごしている時に、こう切り出してみた(笑)。去年に引き続き、母と一緒に旅行することにしたのだ。母を誘ったのは、まず、パンダを見に行くには、1人だけではパンダと一緒に収まっている写真が写せる可能性が大層低いこと、そして写真を撮ってもらうには、そこそこ写真がキレイに写せる人であること、9月の初めに中国へ休みを取って一緒に行けそうな友人は居ないこと、暑いところに行くので、同じようにクーラー大好き人間でないと私が暑さに参ってしまうだろうと予想したこと、等など、これまた沢山の理由があったのである。

実を言うと、切り出す前に既にインターネットでカタログだけは取り寄せる手配はちゃっかりと済ませていた。でも、結局、それは取り寄せただけで実際にはネットで見つけたほうを申し込んだ。パンフレットの中には、4日間の「1日体験飼育員ツアー」なるものもあったけれど、それは母には可哀想だから却下、そして日程もギリギリの3日間で済ませたかった私は、近ツリの「パンダの故郷 スペシャル臥龍(がりゅう 中国読み「ウーロン」)&成都(せいと 中国読み「チェンドゥ」)3日間」というものを見つけたのである。ともかく中国などは、言葉の問題や、移動手段の問題などから考えるとツアーに越したことはない。香港みたいに自由気ままに動ける場所とは違うからである。そして・・・何よりも内容がいいと思ったこと。成都と臥龍にあるパンダセンターの両方が日程に組まれていたのである。九塞溝などのツアーでは、成都からの移動距離があるので、パンダセンターに行くとしても成都だけ。でも、私が本当に行きたかったのは、臥龍のほうだった。そこには去年の夏に生まれた子パンダ16頭がいる幼稚園がある。ともかく見たいのはやんちゃ盛りの子パンダ達。そして、臥龍では子パンダと遊べるとのこと。そんなことは日本では決してあり得ないことなので、例え追加料金を払ってでもしてみたいと思っていた。

で・・・肝心な母の反応は・・・というと、二つ返事でOKとのこと。こうなりゃ、決まり!あとはとっとと動くのみ!(父には申し込み後の事後報告ということで・・・)とりあえず、お互いのパスポートの残存期間をチェック。なんと言ってもこれが一番重要だし。見ると、私もまだ1年ちょっとあるし、母は更に1年先。ま、余裕だわ〜。チェックもしたので、安心して申し込みが出来るので「善は急げ?」とのことで、早速ネットに接続。申し込み画面にアクセスして、必要事項を記入しておしまい。あとはメールで連絡が来るのを待つだけ。申し込みの確認も、支払い先の口座や期限、など全てメール。入金したら、その確認をしてから「ご入金の確認」ってふうにメールで連絡が必ず入る。ま〜、窓口で待ったり、電話でのやり取りで、聞き間違いやら、不在やらってことがないので、ともかく楽。その代わり、ネットで申し込むのだから、間違いがあったら全てそれは自己責任の範疇ってことで・・・。

また〜?求む!情報
内金も払ったので、なんとなく一安心したので、ネットで情報収集。暑がりの我々親子にとって、暑いだろうと思われる四川省の気温はしっかりチェックしておかなければならないものだった。四川料理は、物凄く辛いものが多いので、当然暑い気候の場所だと窺えるし・・・。今年(2006年)の夏は日本も暑かったけれど、中国も異常気象だったりして暑かったようで・・・重慶などは44℃を記録ってネットにも新聞にも書いてあったっけ。重慶から距離的にそんなに遠くない成都なんて、同じくらいあるものと覚悟をしていた。ネットで気温を見る限り、成都で40℃近い表示が連日出ているのを見て、暑いのが苦手な母には口をつぐんでいることにしたくらいだった。しかし、母は母で、辛い料理の多い四川は暑いところと観念していたようだった(荷造りのときに聞いた)。

臥龍のデータは、Yahooで見る限りは成都と殆ど同じ。あまりにも同じすぎるので、却って信用出来ない。過去の経験からそう思えた。ともかく、情報が欲しいのであちこち検索してみたけれど、ここ臥龍は中国の旅行会社のサイトを見ても殆ど情報は無し。省都ならばある程度の情報公開をしている中国だけれど、少しでも辺境になるとさっぱり判らないのが実情。現に2002年のシルクロードの時がそうだった。ウルムチの情報はあっても、砂漠のオアシス都市のトルファンの情報は皆無だったのである。色々と九塞溝を含む旅のことを書いた旅行記を読み漁ったけれど、欲しい情報は殆どなし。う〜ん、まぁ、9月といってもまだ夏だし、夏の格好をしていればいいかと思うことにした。

8月に入って間もなく夏休みに突入した私がまず最初にしたのは、旅費の残金の支払いだった。メールで指示のあった口座に振り込んだら、翌日には入金確認のメールが届いていた。その後1週間ほどで最終案内と航空チケット引換用紙などが宅急便で届いた。なんだか拍子抜けするほどあっけない感じ。

それにしても、確定した日程表を見たら、かなりの早起きをしなくてはならなかった。申し込みの時点でも判っていたことなのだけれど、フライトが9時半頃。と言うことは2時間前にチェックイン手続きが始まる。ツアーだから一応集合時間もあるし。それでも朝一番のスカイライナーで行ってもやや遅れる状況になる。そのスカイライナーに乗るためには、自宅は何時に出ればよいかと逆算したら、とんでもなく早起きをしなくてはならない(>_<)

成都までは成田からノンストップの直行便はなく、北京経由の便(ANAとのコードシェア便)になる。ここ数年は直行便か、完全に乗り換えしかしていないので、経由便ってどんなんだっけ?って状態(^^;思い起こせば10年ほど前のエジプト行きが経由だったっけ。確か一度、手荷物全部持って飛行機から降ろされて・・・空港内をウロウロしたけど、中国はどんな風なんだろ?日程表には「北京と成都の空港では施設・時間の都合上、殆どお買い物は出来ません」と書いてある。ま〜、中国で買い物をする気はサラサラないんですけどね。と、いうことで「こりゃ〜経験者に聞くべし」って思って、チベットや九塞溝に旅した旅好きのNちゃんにメールで聞いてみると・・・なになに?「機内でシールを貰ってそれを貼って、北京で入国手続きを済ませ、また機内に戻った」とのこと。このシールってなんだぁ〜?って思ったけど、別に重要なことではないし、その時まで放っておいていいかぁってことでそのままに・・・(シールのことは後で書きます)。

それよりもイギリスのテロ未遂事件で、空港の手荷物検査が厳しくなっているほうが気になる。経由便だから、本来ならば預けた荷物の心配は殆どしなくていいんだけど、Nちゃんはこの路線でロスト・バッゲージも経験していた。3日間でロスト・バッゲージだなんてシャレにならない。出てくるころには帰ってくる感じだし。だから、どうしても必要不可欠なもの(コンタクトやヘアスプレー等。それに我々親子はくるくるドライヤー命!)は手荷物で持って行きたいのだけど・・・。夏休みの出国ラッシュのニュースを見ていても、どうなんだろ?って感じしか伝わってこないし・・・。でも、今回は仲良しのKちゃんが一足先に海外脱出して、彼女が帰ってきたら私が出発という非常にラッキーな状況になった。彼女は(方面が違うけど)パラオにダイビングに行くので、直前情報を聞けるじゃん!ってまたもやお気楽主義に戻ったりも・・・(^^;帰りはカメラや貴重品以外全部預けても大丈夫だから、成田の情報だけ聞ければいいんだし・・・

という感じで、出発前の最後の土曜日に荷物の準備。1日分の着替えは手荷物へ。後は、とりあえずいつものように最低限の必需品を手荷物にして、残りは預け荷物のキャリーケースの中へ。日数も短いので2人併せてキャリーケース1個、私は手荷物のボストンバッグ(帰りのことを考えて余裕を持ってやや大きめに)、母の手荷物は皮のリュックだけと、まぁ身軽な支度になったかなぁ?って感じ。

さて、肝心の成田の直前情報だけど、かなり緩めみたいな感じ。アメリカ行きの便じゃないから、そんなものかもしれない。(余談ですが、Kちゃんは帰り、パラオで謎の没収に遭いました・・・)

それにしても、いつもそうだけど、なんだか忘れ物をしているんじゃないか?って気がして、自分で作った荷物の一覧表をチェックしたくらい(苦笑)。ともかく香港みたいに、「足りなきゃ買える」って状態じゃぁないだろうから、なんとなく不安になったんだろうな。

前日までにデジカメの電池も予備を含めて充電したし、単3電池も持ったし、メモリーも、ともかくいつもと同じように万全の準備をして出発の日を迎えることが出来た。

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