9月2日その5

夢の5分間
保育器の赤ちゃんパンダ私達親子が行ったツアーには、子パンダと遊ぶプランが付いていたので、全さんはその手続きをしに行っていたのだけれど、中へ入る準備が出来たので、私達親子を呼びに来た。滑り台のある子パンダ園の隣の建物に向かうと…ガラス越しに保育器に入った赤ちゃんパンダが見えた。ビックリ!日本ではこんな小さな状態では決して見ることが出来ないのだから。大きさは20cmくらいかなぁ?フラッシュさえ焚かなければ、撮影はして良いとのこと。でも、保育器と建物のガラスと2重ガラスの向こうなのでなかなかピントが合わずにいた。とりあえず、チャンスは逃してはならないと思って、数枚写した。

靴カバー建物の中に入る前に手を石鹸で洗うように指示があった。でも、外にある水道だから、そんなに厳重に清潔にしているって程でもない感じ。建物の中に入ると、今度は靴カバーを渡されて、履いているサンダルの上から被せて欲しいとのこと。更に、水色のスモックのようなもの(と言うよりも給食当番の白衣と同じような感じ)も渡されて、上に着て欲しいと言われた。う〜ん、一応、雑菌が直接入り込みにくいようにしているのね?と思った。背中の部分は紐で結ぶようになっているので、係りの人達にお願いして結んでもらった。

係りの人からの注意は、子供と言えども猛獣なので、鋭いツメと牙には注意して欲しいとのこと、噛まれて外せなかったら、呼んでくれればすぐに外しに行くので焦らないこと、ともかく、くどい様だけど猛獣と言うことをしっかり忘れないで欲しいとのことだった。柵越しのご対面

準備が終わって、足元を見ると…鉄格子があって、そこから子パンダが覗き込んでいた。その奥には寝ている子も。手に持っていたパンダのぬいぐるみを近づけたら、なんと鉄格子の間から手を伸ばしてきて、一生懸命に触ろうとしていた。なんて可愛いのだろう!写真を撮っていたら、中に入れるようになったからと呼ばれ、ついに…子パンダのいるところへ通じるドアを潜り抜けたのである。

子パンダ園に第一歩を踏み出すと…目の前には子パンダは居なかった(^^;。先ほどまで、写真を撮っていた子達は、ずーっと向こうでお昼寝中。せっかくの5分間なのに…と思いつつ、眠っている子パンダの方へ歩いていくと建物の中から子パンダが歩いて出てきたのである。あの独特の内股の歩き方で、私達の方へ歩いて来る。ウソみたい〜!ホントにこれは現実なの?その光景が思わず信じられなくて、初めのうちはシャッターが切れなかった。とりあえず、1枚はなんとか写したけれど、あの可愛らしい内股の歩いている姿は撮れず仕舞い。そんな私を見て、全さんは(カメラを預かって)ボクが写すのでともかく遊んでくださいとのことだった。母がまず先にカメラを預けた。そうこうしているうちに眠っている子パンダ達も、起き出して私達の方へ身を乗り出してきた。「ハイ、写真撮るからそのまま後ろに下がって」と言われたけれど、鋭いツメのある手を伸ばしてきていたので、安易には寄れない。それでも注意しつつ下がって写したのだけれど、後ろで私の髪の毛をガシガシと噛んでいたのは知っていた(^^;

遊ぼうよ! 母に顔を寄せる子パンダ 髪の毛噛まないでね〜!

そのまま髪の毛を引っ張られても困るので、振り返ると…パンダの顔がアップでド〜〜ン!!うわ〜!うわ〜!信じられない!!思わず手に持っていたぬいぐるみをパンダの方へ持っていったら…臭いを嗅ごうとしていたのか?あるいは、何だ、こりゃってことで見に近寄ってきたのか?それともパンダ同士の挨拶(?)をしたのかは謎。見ようによっては、キスしたようにも見えるし…。まぁ、なんにせよ、ともかく興味を持ったのは間違いない。左手にパンダのパペットを持ち、右手でデジカメのシャッターを切ったけど、我ながら「決定的瞬間が撮れた」と思っている。真横からの角度では全さんもそのシーンを写していた。後で画像を確認して、興奮(^^;。自宅に帰ってから、自分のPCに画像を転送して、大画面で見たら、なんと!パンダの瞳に私の姿が映っているのが確認できた。も〜、感激!

君は誰? クンクン?  それともチュ〜? 決定的瞬間!

それにしても…あのぬいぐるみは不思議と動物を惹きつける何かがあるのかもしれない。夏の水族館でのあざらしもそうだったし、ペットショップの子犬も大はしゃぎをしたし。。案外、子パンダ同士で話題になったかも??

それにしても、パンダのツメってかなり鋭い。大熊猫という割にはネコのようにツメは引っ込めることが出来ないし。係りの人が、一匹のパンダを抱っこするようにと連れてきてくれた。しかし…抱いて持ち上げられるほどの大きさでもなく、かなり重い。1年で20`近くになるのだとのこと。パンダの胸の辺りに腕を回して抱えてみたのだけれど、重たくてズリズリと下がってしまった。で、結局首の辺りに腕を回すことに。抱えれば抱えたで、子パンダは「わ〜〜い♪」って感じで、腕をガシガシ噛んでいる。パンダにすれば、甘噛みなんだろうけれど、なんせ子供だし、加減というものを知らないので、結構痛い(^^;。思わず「イタタタ」と言ったら、係りの人が噛んでいる子パンダの口を外してくれた。もう一度抱えなおして、今度は母と一緒に3ショット。それなのに…子パンダはちっちもおとなしくしてくれない(^^;。せめて写真を撮っている間だけは、ジッとしてって思うのだけれど。後で画像を見たら、思わず笑ってしまったほどだった。ジタバタジタバタしているなぁとは思っていたけど、ある写真などは足を思い切り上げているし、もう腕白なガキ!と言った感じ(笑)。別の写真では母の手を舐めようとしていたり。。そして、またもや腕を噛んでじゃれ始めた。またもや痛い(^^;。そのとき、ふと閃いて、噛んでいる子パンダの下あごのところをキュッと掴んでみた。すると、子パンダは噛むのをすぐに止めたのである。昔、子供の頃、自宅にはシェパード犬が居て、じゃれて甘噛みするのを外すときに使ったワザなのだけれど、パンダにもしっかり活用できたのである。まぁ、同じ動物だから一緒なのかもね?

ジ〜〜〜〜 足を上げての3ショット 母とお話?

私の腕の中で動き回っていた子パンダは、その後胸に擦り寄ってきたなぁと思ったら、向きを変えていきなり胸をバクッ!このデッパリ、何?」ってことだったのか?それとも母パンダを思い起こさせたのかは謎。しかし、ちょぴっと痛かったのよ〜!まぁ、たいしたことなくて良かったけど。万が一でも怪我でもしたら「パンダに胸を噛まれた女」として一躍有名になってしまったかもしれない??慌てて、子パンダの脇の下に腕を入れて抱えて向きを変えたら、今度は今度で腕を上に上げて「○(マル)」ってポーズ。重たくなったので、一旦下に降ろしてあげた。

↑ 実は腕を噛んでます(^^; すりすり・・・ マル!

すると、今度は別の子パンダが、丸太の踏み台の上に置いた、バッグの方に接近しているのを発見。そのバッグにはデジカメを入れたり、パンダのぬいぐるみを入れたりと重宝しているので、万が一にでもボロボロにされては困るので、慌てて子パンダの計画を阻止に走った。寸前のところで捕まえて、気を逸らすためにくすぐってみたら、耳を押さえて、丸くなってイヤイヤをしている。くすぐりながら、ぬいぐるみに大接近したパンダの方を見ると、そっちはそっちで取っ組み合い?をしていて大騒ぎ。ともかく昼寝から覚めた子パンダ園は凄いことになっていた。そんな大賑わいの中でも、眠っている子は眠っていたし。う〜ん、大物だぁ〜!くすぐたがって丸まっている子パンダを見ると…やっぱりまだまだ小さい。あまりにも丸くなったので、くすぐるのを止めたら、今度は地面に仰向けにゴロ〜〜ン!係員の男性の長靴にじゃれ付いていた。

くすぐったいよ〜! ボクが網網です お腹はこんな感じさ!

係りの人が近くにやって来たので、私は「となりのこぱんだ」に出てくる「網網(ワンワン)はどの子?」と全さんに聞いてもらった。すると、目の前でゴロ〜ンとしていた子パンダがそうだと教えてくれた。う〜ん、生・網網にも会えたので大満足。

1分延長です
突然、全さんが「今日は1分間だけ、特別に延長していいそうです。向こうにお兄ちゃんパンダが現れたから、彼に免じて延長だそうです」と通訳してくれた。何たるラッキーな!他のお客と一緒でもないから、気を使わなくても良かったものラッキーだと思っていたのに…。

ということで、貴重な1分間を与えてくれたお兄ちゃんパンダのところへ行くことにした。彼は、少し離れたところに座っていたのだけれど、生意気にも石に寄りかかって座っていた。あたかも「近こう寄れ!」って感じのポーズ。近寄ってみると確かに少し大きい感じがする。母も後からやって来た。2人で左右から挟むように座ると、仰け反って母の顔を眺めている(笑)身体が柔らかいから首を後ろに回すことも出来るのに、そっくり返って見ていると言うことは、きっと後ろ斜め上からの気配を感じたからだろうと思うけど。

バイバイそれにしても、1分なんてあっという間。最後に、名残を惜しみながら、私は子パンダの頭に頬ずりをした。これは、ホントに自然に出た行動。手で触っても、パンダの毛はふわふわと言う感じではなく、結構、剛毛だったけど、頬ずりをして益々それを実感(笑)。ともかく、実際にパンダを身近で見て、触って思ったのは、「この子達(=パンダ達)は、『大熊猫』と書くけれど、“猫じゃなくて熊なんだ〜!”」ってこと。


名残惜しいけど、決まりは決まりなので、また建物の中へ戻った。スモックを脱ぎながら、なんだか会いたかったパンダ達に会えたこと、抱っこしたりして触れ合えたことなど色々と考えたら、感動して涙がじわっと出てきてしまった。全さんに「係りの人に『パンダに会えて嬉しくて感動して涙が出てきた』と通訳して」とお願いした。係りの人はそれを聞いてどう思ったろう?

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