いよいよ出発
今回は午後のフライト。平日(金曜日)なので、ラッシュ時間にぶつからなかったので一安心。大荷物はヒンシュクですからねぇ。それならば荷物を成田まで送っちゃえば良いのにって人も居るかもしれませんが、それだけは私は敢えて選択しないのです。送料もかかるし(なんせケチな小市民)…。イヤ、それよりも、直前になって追加したり抜き取ったりするものが出る可能性もあるし、それを手荷物にするのもイヤだし…。間違いなく出発日に成田へ着くようにするには、数日前に送り出さなきゃならないですからねぇ。それと…、日本ではほぼあり得ないとは思うのですが、万が一にも荷物が届かない、行方不明で出発に間に合わないって可能性はゼロとは言い切れませんしね。自分で持って行けば、多少は大変な思いをしても間違いはないし、何かあっても自分で納得はいきますからねぇ。

成田に着いて、チェックイン。両替は事前に会社の近くで済ませておいたので、当日の面倒は無し。それにしても、ユーロ高過ぎ!私が換えた時が、またその数日間で一番高い日に遭遇してしまったのもあるけれど、1ユーロ=170円!あ〜もう、信じられない〜って感じ(^^;

出発までの空いている時間で、昼食。機内食が出るまでは時間があるので、かなりシッカリ目に食べておきました。食事が済んだら、とっとと出国手続きへと向かいました。旅行のトップシーズンではないけれど、以前より機内持ち込みの制限が厳しくなりましたからね。余裕を持って入らないと。手続きさえ終えてしまえば、あとはのんびり過ごすだけですけれどね。

今回はミラノ乗換えでローマ入り。乗換えの時間も1時間半程度なので、ロストバッゲージの心配もかなりありました。私はワンデー用のコンタクトレンズを使用しているので、手荷物の中にも入れていても結構ピリピリしていました。と言うのは、コンタクトレンズと言えども、液体物の持ち込み制限に引っかかる可能性があるからなんです。で…万が一、私が引っかかってしまっても、母は大丈夫かもしれないって思って、私が持っていく分と同じだけ母にも持ってもらうことにしました(勿論、機内預かりの荷物の中にも入っています)。こういうとき、一人旅じゃないほうが便利だなぁって思いますね(笑)。この件に関しては杞憂だったようで、無事にセキュリティ・チェックも通り、出発ゲートの前でお喋りしながら時間を潰していました。

それにしても、出発便がやっと取れたって事は満席なんだよなぁ、そうなると足の浮腫みが心配な母は足を椅子の上に上げる余裕もないだろうしなぁって思っていました。ホントはビジネスクラスで行けるほどの、余裕があればいいんですけどね、それはちょっと無理なんで(^^;

出発時間が迫ってくると、ゲートの前は人いっぱいになりました。やっぱり、満席は間違いないようです。コードシェア便とは言え、日系航空会社の飛行機だから、ギッシリ乗りますしねぇ。まぁ、それだけは文句を言っても始まらないので、なるようになれって思っていましたけどね。

やや遅れて出発。やっぱりね〜って出だし。どうして日系の便の場合は遅れることが殆どなのかしら?後に余裕が無い私達。乗り遅れないことだけを祈ってました。

機内では、本を読んでいるか、寝ているかの私。母は母で乗り物で唯一眠れるものなので、爆睡していました。フライトの半分くらい飛んだ時点で、母の足が心配になって来ました。案の定、浮腫み始めています。ということで、母の足を私の膝の上に乗せることにしました。母は「重たいからいい」って言っていたんですけど、まだまだ先が長い日を過ごさなきゃならないし、ミラノで走る可能性を考えると、少しでも浮腫みが少ないほうが良いですからね。それにね…こんな風に出来るのも、親子ならではのこと。他人じゃ、とてもじゃないけど出来ませんからねぇ。

途中、1時間くらい足を下ろしてもらった時間はあったけど、この方法はかなり母にとっては良かったみたいです。次回からも、せめてこのくらいはしてあげようと思いましたね。

成田を遅れて出発した割には、中東の辺りまでは、到着見込み時刻が、予定よりも早くなっていたので、このまま行けば…って願っていましたが…。やっぱりそうは問屋がおろさなかったのです。逆に予定時刻よりも遅くなるとの表示。ロストバッゲージの可能性が高くなるばかりじゃんって思っていました。

走った走ったミラノ空港
定刻より遅れてミラノ着。大急ぎで手荷物を棚から下ろし、早め早めに出口方面へ。キャビンアテンダントの方にも「乗換えですか?」と聞かれ、「ええ、それもあと1時間しかないのです」と答えたら「ともかく走ってください、頑張ってください」と言われちゃいました。

母を気遣いながら小走りで、途中ローマ行きの便の出発ゲートも画面で再確認し、入国手続きへ向かいました。入国ゲートは僅かしか開いていないので、物凄い沢山の人が溢れていました。でも、果たしてこの人数のうち、乗換え時間が殆ど無くて切羽詰っている人間はどのくらい居るんだろう?とも思ったりもしました。ともかく並んで順番を待つしかないのですが、周りを見るとやたらと日本人が多く…更に手にしているチケットを見ると(ってかたまたま見えたので)チューリッヒ行き、21時○○分とのこと。ちょっと〜!!そんなに時間に余裕があるんだったら、順番先に譲ってよ〜って思いましたねぇ。おまけに図々しくも割り込んで来たし…。確かにご老人が多くて、乗換えとかも心配なんでしょうけれど、添乗員さん付きのツアーでしょ〜?まだ3時間も先のフライトなんだから、そんなに割り込むほど焦らなくても…。こちとらあと1時間なんだぞ〜って内心ムカムカしながら並んでいました。

幸いなことに入国手続きもすんなり終え、あとはひたすら出発ゲートに向かって小走りで向かいました。

お陰で(?)定刻まで20分少々前にゲートに到着。汗だくで焦って着いた割には、周りにはあまりお客も居らず…。表示もまだ無いし、係りも居なく…不安
直前で変更ってイタリアじゃぁよくある事ですからねぇ(^^;汗だくで喉が渇いたので、母を残して、自動販売機で飲み物を買いながら再度確認してくることにしました。

画面で確認すると、変更は無し。と言うことは遅れているのね…。ま、間違いなくフライトされればいいか〜とこの辺りからイタリア・モードになりつつあり…。自販機の前に来たのですが…げ!小銭が無い!1ユーロとかはあったのですけど、それよりも買うのに必要な分だけの細かいセントが無かったのです。お釣りも出ないタイプで、両替機も近くに無し。有人のバールも近くに無かったので、すごすごと諦めて母の元へ戻りました。ともかく飛行機に乗れば、飲み物が出てくるので、ひたすらそれだけを待ちましたねぇ。あんなに喉が渇いたのも久しぶりでした。

そのうちにゲート前は乗客でいっぱいになって、やっと表示も出て、係員もやって来て搭乗開始。私は汗だくながらも、荷物になるのでジャケットを頑張って着ていたのですが、母は我慢が出来ずに脱いで半袖セーター姿になっていました。すると、そんな母の姿を見て、係員の女性が「寒くないの?外は寒いわよ」と母の腕を擦って目を丸くして驚いていました(笑)。母もイタリア語は判らないくせに言っている意味は判ったらしく、「OK、OK」と頷いていましたが、私が側から口を挟んで「走ったから」と伝えると納得してくれたようで…。まぁ、確かにゲートからバスに乗るまでの数メートルを歩いただけでも、外の空気は冷たかったですけどね。

機内へ入って座席に着いて、やっと一安心ってとこでしたねぇ。でも私達、人間さえもあんなに走ったので、荷物は間に合うのかなぁと内心、心配はしていました。そこへ通路を挟んだ隣の席に日本人の新婚さんカップルがやってきました。そしていきなり「これってローマ行きですよね?」って聞かれました。「そうですよ」と答えたら、「ロクに確認しないで乗ってきたので」って返事だったので、念には念を入れるタイプの私としてはビックリでした。まぁ、確かに違っていればゲートから先、進めないですけど、まれに同じゲートから違う目的地への飛行機が僅かな時間差で出るってこともありますからねぇ。(そこで間違えたらとんでもない事になりますよね)私の場合、性格上、画面で2回、ゲートの表示で再確認と最低3回は確認しないと気が済まないんです。

離陸して間もなく機内サービスが始まったので、「これでやっと渇きから開放される」と嬉々としてイタリア語で頼んだら、そのお隣から「イタリア語喋れるんですかぁ?うちらは英語もさっぱりなんですけどねぇ」って話しかけられました。え?イタリア語はともかくとして、英語もさっぱり?それなのに団体ツアーじゃなくって、個人だけの旅行?不安じゃないのかしら?更に、ローマだけじゃなく、ユーロスターに乗ってフィレンツェへ移動するですって?う〜ん、他人事ながら、大丈夫なんだろうか?って思いました。更に驚いたのは、ローマのホテルが市内のどの辺にあるかさえも「知らない」とのことでした。う〜ん…最初の空港〜ホテル間の送迎はあるから心配は無くっても、次の都市へ移動するのに駅までどのくらい離れているのか不安じゃないのかしら?おおよその距離とか、駅までの交通手段を知らなくても平気だなんて(まして初めて行くところならなおさらのこと)、肝っ玉の小さい私としては、とてもじゃないけど理解出来る範囲を超えていました。

お喋りが途切れたので、ヤレヤレと思っていたら、今度は時差ぼけに因る頭痛がどうのこうのと愚痴っていましたが…。私は機内でも眠ることも出来るし、時差ぼけもヨーロッパ往復ならば殆ど出ないので、その点では恵まれていると思えました。

それにしても…イタリアに来る度にどこかで走っている気がします(苦笑)。前回はフィレンツェで、今回は(ミラノの)マルペンサ(空港)で。それにしても、乗換えがマルペンサで良かったです。ローマのフィウミチーノだったら広くて行くまでにヘバッていたかも?前回の帰りはローマ経由だったのですけど沢山移動した記憶がありますからねぇ。これはイタリア語のMiche(ミケ)先生からも「乗換え、マルペンサで良かったじゃない!」って言われていましたしね。

ローマ到着
1時間弱でローマ到着。あとは早いところ荷物が出てきて、(今回は空港〜ホテル間の送迎付きなので)迎えのドライバーを見つけてホテルへ向かうだけでした。

ところがところが…荷物がなかなか出てこないのです。っていうか、正確には私の乗ってきた飛行機の分の荷物が全部出てこなかったのです。表示も全然されないし…。それなのに後から到着した便と思われる人たちの荷物はどんどん出てきて…。外では迎えのドライバーも待っていることだろうし、あんまり遅れると帰られちゃうかもしれないし〜って思ったり、ヤキモキしていました。幾つかあるターンテーブルの表示も念のため確認しに行ったのですけど、他のところは違う便名が表示されているし、ってことは最初から待っているところで間違いないんだろうしなぁ。ホントにどうしちゃったんだろ?ってくらい出てこなかったのです。せめて椅子が空いていれば母を座らせたかったのですが、どこも空いていなくて。コルセットをしていたとは言え、辛かったと思います。荷物がなかなか出てこないので、機内で隣になったカップルも寄って来て「ココで間違いないんですよね?」って寄って来たくらいでした。やっぱり彼らも不安みたいでしたね。私も待っていて飽きちゃったので、トイレに行ってきたりとしたのですが、戻ってくるなり「トイレはどこですか?」って。別にそのくらいは大したことないからいいんですけど、ちょっとは探す努力してみればいいのに…、って内心思ったりもしました。

やっとのことで、ターンテーブルも動き出したのですが、グルグル回っているのは同じ荷物ばかり。そのうち私のと母のと続けて出てきました。ロスト・バッゲージの心配から開放されて一安心でした。乗り継ぎ時間があんなに短い時間しかなかったのに、ともかく良かったです。

一応、その新婚さんカップルには「先に出るので、よい旅を」と声をかけて外に出たのですが、出たら出たで、白タク(?)とかタクシーの押し売り。母には徹底的に無視するように話しておきました。旅行会社から届いたドライバーとの待ち合わせ場所のところに行ってみたのですが…居ない。荷物がなかなか出てこなかったので、待ちくたびれて帰っちゃったのかしら?と暫くウロウロ。10分後くらいにもう一度待ち合わせの場所に行ってみたら、名前のカードを持った人が居ました。やれやれ。名前を名乗って、2名だと告げて一緒に外へ。外は風も吹いていてちょっと寒かったですねぇ。建物の端まで歩いていったら、「ここで待っていてくれ、車を持ってくるから」と言い残してどこぞへスタスタと。間もなく車に乗ってやってきたのですが、さすが(?)イタリア人。道路の真ん中に止めて荷物を詰め込み始めました(笑)。キャリーケース2つ分なので、まぁ、そんなに大した時間はかからないんですけどね。

車に乗り込んだら、私が最初にイタリア語で話しかけたので「イタリア語は話せるのか?」「どこで習っているのか?」「何回イタリアに来ているのか?」「今回はどこに行く予定か?」などとお決まりの質問攻め。質問に対する答えから、話が雑談へ飛んだりもしたのですが、あれ〜?思ったよりも理解できるかも〜って思って内心ニンマリ。良かった、2年前よりは幾らか進歩してるわ〜

母はイタリア語はまるっきり判らないので、会話に取り残され気味。と言うことで合間に日本語で内容を掻い摘んで話してあげたりしていました。暫くお喋りをしていたのですが、なんだかドッと疲れが…。更に話の内容も自分の友達にガイドが居るけど、必要ならばどうか?と勧誘じみたことも。そんなつもりはサラサラないし、こっちはこっちの予定があるので、キッパリ断りましたけどね。断ってからは母とひたすら日本語で会話を続けていたら、諦めたようでした(笑)

空港からはローマ市内へはどちらの方角から入るのかなぁって思っていたのですが、暫くしてライトアップされた白いピラミッドが目に入りました。「あれがピラミデだよ」と説明をしてくれたので、夜ではあったけれど自分の居る場所がおおよそ判ってきました。

そのうちにコロッセオの脇を通り…ちょっと感激。ライトアップされた遺跡っていいなぁって思いましたねぇ。母は母で、コロッセオを見た辺りで「あぁ〜、ローマにやって来たのねぇ」と実感したとの事でした。やっぱりヘップバーン世代だ(笑)。サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂もとってもキレイでした。ドライバーさんはここがかなりオススメだと話してくれました。今回は予定には入れてなかったけど、次回はここに行かなきゃなぁって思いましたねぇ。なんせ、真夏のローマに雪が降ったという伝説の場所ですからね、それにローマ4大聖堂のひとつだし。建物と建物の間から一瞬テルミニ駅が見えたなぁと思ったら、ホテル着。

ホテル前には駐車中の車がビッシリ(笑)。そして当然のように車を更に2重駐車。日本じゃ絶対ありえない光景ですけどね。気は心なので、チップを渡して、初日の記念にってことで一緒に写真に納まりました。そこまではなんでもなかったんですけどねぇ。私と2ショットのときに、母には見えないように背中撫で回し過ぎ!あ〜、やっぱりイタリアーノは油断もスキもあったもんじゃないって感じ(--

チェックインして、すぐに部屋に案内してもらいました。ここは4連泊なので、かなりゆっくり出来ます。荷物も早速広げ…その間にバスタブにお湯を汲んで母から先に入ってもらいました。少しでも早く横になって休んでもらいたいのでね。

翌日の予定は、最初はヴァチカンへって思っていたのですが、移動時間が長かったので、早朝から(ヴァチカン博物館で並ぶので7時半にホテル出発予定だった)出かけるのも…って思い、17日と19日の予定をそっくり入れ替えました。(日程表はコチラ)これなら少しだけゆっくり出来ますし、具合が悪かったら、一部カットしちゃってもいいし。

ともかく、初ローマ、楽しみです。

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