バロックの世界に浸る
「うわぁ〜!」入った途端、この言葉しか出てこなかったですね。中は壁から天井から、何もかもがバロック!この教会、いったいどこから見始めればいいのかしら?そんな気持ちにさせるほど、これでもか!どうだ!って言わんばかりに凄いのです。キョロキョロしながら奥へ。祭壇向かって左手の方に何人かの観光客の方の集団が。あ、集団と言っても56人です。こんな凄い教会なのに、コレだけの人しかいないのかって感じです。そう、その集団のところに「聖女テレーザの法悦」があったのです。

「聖女テレーザの法悦」の祭壇 聖女テレーザの法悦 テレーザの恍惚の表情

皆さん近くに寄って眺めたり写真撮影したり…もう信じられないくらい至近距離で見ることが出来るのです。私も暫し呆然として見ていました。おそらく、テレーザと同じような恍惚とした表情を浮かべて見ていたかもしれません。でも、あまり近くに寄り過ぎるとかなり見上げる感じになって、天使の顔だけがハッキリと見えますが、テレーザの表情はいまひとつ。少し離れると、そのどちらも楽しめるかなぁって感じです。ともかく、その彫刻のどの部分を見てもうっとりしてしまうのです。でも、正確にはあまり細部までは見なかったと思います。見なかったというよりも、そこから溢れ出るほどの魅力に圧倒され続けてしまって、ただただ呆然とその雰囲気だけに圧倒されてしまっていたのです。

天使をメインの角度で・・・ 天使の顔のアップ パイプオルガン

その後キョロキョロと周りを見回しながら写真を撮り始めました。あぁ、私は一体、何を見ればよいのだろう?と思うくらい沢山の絵画と彫刻。ステンドグラスも素晴しいし、パイプオルガンも…。上を見上げると、今は電球になっているけれども燭台が優美な曲線を描いているし…正面祭壇の上は、ドームになっていて三位一体を表す鳩の絵もあり…。

電球もバロック 絵に覆い尽くされたドーム ステンドグラス

バロックとは何ぞや?と言う人は、ここを一度でも訪れてみれば体感してくると思います。そのくらいバロック美術で埋め尽くされている場所なのです。私が憧れて止まなかった彫刻は目の前にあってもう感激。また、ここには「聖チェチーリア」と思われる像もありましたが、衣服は布製であり、また彩色してあったので首のキズがちょっとリアルな感じ。一瞬ドキッとしました。

中央の祭壇 可愛らしい天使達の彫刻 優美な天使

祭壇右手に奥のほうに通じる廊下があったので、更に奥へ行ってみました。そこは簡単な資料室みたいな感じで、法衣とかが飾ってありました。また、ここでは絵葉書やらなどが細々と売られていました。その部屋の奥の壁には磔刑のキリスト像。係りのお兄さんが居たので、許可を戴いてから撮影。その後、また元の場所に戻ろうとして何気なく上を見上げたら、ここにもリアルなキリスト像。ガラス越しでしたが、上から茨の冠を被せられ、血を流しているイエス・キリストが見下ろしているのです。でもそれは痛みに苦悶する表情ではなく、無の境地に陥っている表情でもなく、なんて言うかやや気の抜けたような呆然としているかのような表情。生身のキリストを感じさせるような彫刻でした。

聖チェチーリア? 奥の間のキリスト像 茨の冠のキリスト

ふと気がつくと教会の中には明かりが灯されていました。時計を見ると2時間以上、私達はここに居たのです。でも、そんなに長く居たとは感じられないほど、全てに圧倒され続けていたのです。どの部分を見ても、その存在感は物凄いのです。外観からは全く想像出来ないほどの重厚感に溢れていた教会でした。あんなに素晴しいところが、こんなにひっそりと建っているなんて、イタリアってなんて凄いところなんだろうとしみじみ実感しました。

聖母子像 壁に架かっていた絵 マリア像

外はもう真っ暗になっていました。ライトアップされたレップブリカ広場も、母と2人で感動に浸っていたので、殆ど記憶は無く…ともかく圧倒された、素晴しいところだったと言いながら歩いていたのを覚えています。

夕飯は、帰り道ホテル近くで軽く取りました。中途半端な時間に食べたので、あまり空腹でもないので、ブルスケッタとポルチーニのパスタをシェアすることに…。すみませんね〜あまり儲からない客でと思いつつ注文。ポルチーニは生があるけど…と言われたけれど、イマイチの雰囲気のお店なのでぼったくられるのもつまらないので、生じゃなくていいと返答。ちょっぴり(?)ガッカリしたような表情を浮かべていました(笑)。
出てきたブルスケッタは…一言で言うと巨大!上にはビッシリとトマトが乗っていました。トマトはやっぱり日本のと違って味が濃厚。ものすご〜くトマトが好きって訳じゃない私は日本だとあんまり生だと食べない(出たら食べるけど自らは選ばないかな?)のですが、イタリアだと美味しいって思うんですよねぇ。ポルチーニのパスタはまぁまぁ。乾燥したのを戻したんだからこんな程度かなぁ?って感じ。同じお店の中のバールで、水とコーラを買ってホテルへ戻り、感動に浸ったまま、就寝。

ローマ2日目 その3へ TOP ページへ ローマ3日目 その1へ
晩秋のイタリア もくじへ 晩秋のイタリア 日程表へ 晩秋のイタリア 写真館へ
旅行記のもくじ へ サイトマップ へ