準備編その1

リベンジの旅
2004 カーニバル 仮面舞踏会にて「来年、もう一度ここに来る!」そう決心したのが2004年2月。そして、その計画の手はずを整え始めたのは2004年の秋だった。なかなかカーニバルの日程がハッキリと公式サイトに載らないでいたのだけれど、イベントなどの日程が載り次第、カレンダーとにらめっこをし始めた。
2005年は建国記念の連休には絡まなかった。仕方ない、有休を連続で取るしかない。カーニバルは2月8日には終わる。その前の土日を日程に組み込んで、ギリギリ必要最小限の日程を決めた。前回はフィレンツェとヴェネツィアだったけれど、今回はミラノにした。本当ならばカーニバルのあるヴェネツィアだけのほうがいいのかもしれないけれど、誰か一緒に行く人がいたら、やはり一つの街だけではつまらないだろうし、それに私も欲張りでもあるからそうしたのだった。

「誰か一緒に行きませんか?」
パソコン画像前回は一人での参加だったけれども、やはり周りを見ても2人以上いたほうが、華やかだし楽しそう。今回も友人知人に声をかけるけれども、みなNG。イタリアで案内をしてくれるUさんも張り合いが無いだろうと思ってしまう。で、友人の勧めもあり、12月の半ばになって、思い切って自分のHPと彼女のHPに「一緒にいける方いらっしゃいませんか?」と載せてみた。。。
反響はあってもなかなか打診は無い。考えれば当然かも。友人のHPはともかく、私のHPは10月末に立ち上げたばかりだし…。
カーニバルの時期はホテルの値段も跳ね上がるし、すぐに予約で埋まってしまうので、タイムリミットは12月20日くらいかなぁと踏んでいた。ツアーとは違うので早めに手配をしておかなければならない。仮装をする都合上、どうしてもメイン会場のサン・マルコ広場に近いホテルでないと、いろいろと都合が悪い。便利な分、競争率も高いのだ。パーティもインターネットで色々と検索し始めてみた。去年の衣装やさんの主催のパーティは私の日程とは噛み合わない。私がミラノを発つ晩にパーティとなっていた。それでも、どうせ行くなら、去年の会場だった宮殿でのパーティのほうが華やかだから、そちらに参加したいと絞っていた。

反響アリ
手紙を運ぶヤギ数日後、メールをチェックすると、問合せのメールが!大宮に住むMさんという女性でお母さんと一緒参加したいとのことで詳細連絡を、とあった。カーニバルに参加してみたいと思っていたところ、私のHPを見たそうだ。すぐに電話で話をしたいと返信をした。メールだと面倒なので一度電話で話をした方が楽だし、メールという姿の見えないものよりも、声だけでもいくらか聞けた方がよいかな?って思ったのだ。まぁ、電話でも姿が見えないから同じなのかもしれないけれど。と同時に、当初、手配をお願いしていた旅行会社のT氏にも連絡を入れた。彼の方からも詳細を連絡してもらおうと。。翌日、T氏からメールが来た。早速連絡を取ってくれたようだったが、先方が「勢いでメールしてしまったのだけれど、英語もイタリア語も喋れない自分たちが行くと迷惑になるのでは?」と躊躇っていたとのこと。T氏は私が仲間が出来て喜んでいる旨を伝えてくれたそうだが…。う〜ん、確かに会ったこともない人間と外国へ行くとなるとそう思うのは当然かもしれない。でも、私も、HPに載せた以上はどんな人が来るかは判らないのだし、ある程度のリスクは覚悟していた。それに…考えようによっては知らない人間同士で行くツアーだって一緒だし。
せっかく一緒に参加できる仲間が見つかったのに、「やっぱり行きません」って言われるのも辛い。あくまでもチケットやホテルの手配は旅行会社にお願いしているけれど、個人手配の旅行と同じ。自分のやりたいことが出来る旅行なのだ。大手の旅行会社だと、カーニバルの時期に行くことは出来ても、参加など出来はしない。時間的余裕がないのだ。どのツアーを見ても、ヴェネツィアはせいぜい半日の滞在。サン・マルコ広場、サン・マルコ寺院、リアルト橋、ゴンドラセレナーデでおしまい。それもヴェネツィア本島ではなくて、対岸のメストレ宿泊が殆ど。100%、いや200%だって、仮装して歩くなんて絶対に不可能。そう言うところを判って欲しくて、Mさんに図々しくも電話を入れてしまった。

「やっぱり行きたいです」
電話では、やはり言葉の問題などで不安を持っていることを言われた。しかし、イタリア語が話せないのは私も一緒。でも、現地にはUさんが居るのだから、なんの心配もない。HPだけでは伺いしれないので、去年の状態も話したりもした。
そうしているうちに、「やっぱり行きたいです!」って言葉が彼女の口から出た。行きたいという気持ちが、他の気持ちを押しのけてしまったというのがよく判る。私もいつもそうなんだもの。
で、唐突だけれども、一度、会ってみませんか?と提案してみた。見も知らぬ人とメールや電話での話だけではなく、実際に会って、私というものを見て理解して欲しかった。世間ではネットを通じての犯罪が多くなってきているけれど、でも本当の悪人は僅かだと思う。その僅かが引き起こす事件が大きいので、衝撃を与えているのだ。もし…私と会って、私の人となりを見て、行くのを止めようと決めるのだったら、それはそれで一つの選択だから仕方ないと思う。ただ、私としては、自分はごく普通の人間であるということを理解して欲しかった。その上で、もし良かったら、一緒に行きませんか?と誘ってみるつもりでいた。
時間と場所もすんなりと会うことが決まった。先方は私の顔などは大体ぼかしが入っていても、なんとなく判るだろうなと思ったけれど、携帯と当日着ているコートの色を説明して電話を置いた。

約束の日時に約束の場所に行くと、すぐに寄ってくる人も居なかったので、まだ来ていないのだろうと思い、周りをウロウロし始めたら、後ろから声を掛けられた。Mさんは電話で感じたとおり、とっても若くて可愛らしい女性だった。食事をしながら色々な話をして、更に場所を変えてお茶。去年の写真も持ってきたので、見ながら話が弾んだ。実際に私を見て、話を聞いて、その上で「一緒に行きたいです」との返事があった。良かった、一緒に楽しめる人が見つかって、なんて嬉しいのだろうと思った。去年の1人での参加もそれはそれで楽しかったけれど、誰かと思いを共有できるので、今度の方がもっと嬉しい。早速T氏と、イタリアのUさんには報告の連絡を入れた。やれやれ、一安心。早速HPから募集の欄は削除しなきゃ。。

問題勃発?
う〜んと悩むイラストところが、数日後、一安心できない問題が勃発したのだ。T氏とUさんの連絡の行き違いから、1泊分抜けていたとのこと。そうなると見積金額よりは、当然高くなることが発覚。私一人ならば、高くなっても別に問題はないけれど、Mさん親子がいる。T氏も私も悩んでしまった。でも、いくらなんでも、赤字でやってもらうわけにはいかないので、素直に事情をMさん親子に説明することにした。仮にそれによって、キャンセルになっても仕方ないと思いつつ。しかし、『案ずるよりも産むが易し』のことわざ通り、Mさん親子は値段が高くなってしまうことはすんなり了解。良かった、あとはいくらプラスになるか、だけだ。。
ところが今度は、なかなかT氏から連絡が来ない。現地と折り合いがつかないのだろうと気を揉んでいたら、案の定そうだった。イタリアのUさんから直接連絡が入った。やっぱりT氏は会社の利益も考えなくてはならないのだけれど、その反面私に気兼ねして、なるべく安く抑えたいと思っているとのこと。だが、それもなかなかままならないとのことだった。

そこで、Uさんから提案が出された。チケットもイタリアで手配して購入し、私あてに送るので、思い切って、個人旅行にしちゃったらどうか?と。そうなれば、T氏も余計なことで頭を悩ますことも無くなり、今後、Uさんとの間にもギクシャクとしたものが無くなると思ったので、その提案を受け入れた。そして再度必要経費を計算してもらった。当初の金額よりも僅かなプラスで済んだ。あとは、Mさん親子に、T氏の会社経由での手配でなくなり、個人旅行の手配となったと説明をした。個人旅行になったからといって、あちらにはなんの負担も迷惑もかけないつもりだし、かけさせる気もなかった。Mさん親子はこの説明にもすんなり了解してくれた。ただ、私の負担が増えるのではないかと心配してくれたけれども、それはT氏経由でも、連絡を小まめに取って、こちらの希望を伝えるので、状況は同じだったので、心配は無用だった。

チケット到着!
問題が一気に解決したので、あとは至急送金して、チケットとホテルの手配を確実にしてもらわなくてはならない。ネットで見ると、年明けから、飛行機のチケット代が燃料費の急騰に絡み、アップするとのことだった。また年末年始で色々なことがストップしてしまうと、手配が出来なくなることもある。ましてカーニバルと言う一大イベントの時なのだから。その送金問題もクリスマス明けには滞りなく終わり、あとはイタリアからの連絡を待つだけだった。。
にこやかなイラスト
年が明けると間もなく、イタリアから国際宅急便が到着。中には3名分のチケットが入っていた。これで、まずは一安心。間違いなくイタリアへの足は確保できた。ホテルも、初日の宿泊ホテルが確定していないだけで、ヴェネツィアも、ミラノも確定したとのこと。ホッとする。チケットが手元に来たことで、実感がわいてきた。座席を確認したら、帰りは2階席だった。初めてなので、ちょっと楽しみ(^^)

パーティの手配
参加したいパーティは日本から予約を入れることにした。Uさん経由でFAX申し込みにすると、転送になるので、カード番号などが不鮮明になってしまう可能性があった。ネットでも申し込みは可能だったけれど、万が一の事を考えると、日本からFAXで申し込んだ方がいくらか安全な気がした。当初はMさんと個別に予約を入れようかと思っていたけれども、なにか不都合があった場合、英語の苦手な彼女よりも、まだいくらか判る(と思う)私ならなんとか対処できる自信があったので、2名まとめて申し込むことにした。
Booking Form(申込書)を見ると、年齢欄がいくつかに分かれている。28歳以下、30〜39歳、40〜49歳、50〜59歳、60〜69歳、70歳以上、と言った感じに細かくチェックボックスがある。でも、さすが大人の国、イタリア!28歳以下はひと括り。日本と違って30歳以下の女性は一人前とは見なさないと話には聞いていたけれど、それをまざまざと見て取ることが出来た。私みたいにある程度年齢が行っている人間にとっては、とっても有り難いことでもある(笑)
あとは、喋れる言語の記入欄。一応、英語と日本語(当たり前!)って書いた。Mさんは英語はダメとのことなので、その他の通信欄に「Miss Mは英語が話せないけれども、私が彼女のために通訳します」と書いておいた。こうすれば、テーブルを別にすることはないと思うし。
あとは、趣味などや、メールアドレス、住所などお決まりの形式。年齢や言語、趣味などは、主催者がテーブルに参加者を配置するために必要なデータらしい。世界中から人が集まってくるため、言葉の通じない人同士を同テーブルに配置しないようにとのためらしい。こういうのは日本ではあまりあり得ない形式だなと思った。
あ!肝心の参加したいイベントにもチェック!この主催者は毎日のようにあちこちで、パーティなどのイベントを行っている。そのため、1つの申込書には色々なイベントが記載されているので、参加したいところにチェックを入れて申し込むのだった。

FAXを入れて2日後、メールで予約受け付けましたとの連絡が入った。これで一安心。なんの連絡もなかったら、FAXを受け取ったか確認の電話をしようと思っていたところだった。イタリアにしては、早い対応かな?(イタリアの方々、失礼!)

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