2月2日 ベローナ → ヴェネツィア  その1

ベローナの朝
夜明け前朝が来る前に何度か目が覚める。やっぱり時差ぼけが出てしまう。それでも、時計の鳴る時間まではベッドの中でグダグダして過ごした。天気は大丈夫だと思いつつ、窓を開けると、まだ日の出前。デジカメを出して数枚写し、ベッドへ戻った。

身支度を済ませて、朝食を食べに食堂へ行くと、すでにMさん親子は食べていた。隣のテーブルが空いていたので、そちらに移る。スタッフが飲み物を聞きに来たので、カプチーノを頼んでみた。ここのホテルのカプチーノはどんな絵なんだろと。去年は「スペシャル」だったので(笑)ハートの絵だった。(なぜ「スペシャル」だったのかは2004フィレンツェ・ヴェネツィア編をご覧ください)まぁ、ハートは期待してないけれど、ごくノーマルなのはどんなのだろかと。テーブルに運ばれてきたカプチーノと、Mさんのお母さんの頼んだホットチョコレートはどちらも同じような葉っぱの絵だった。

ハートの絵のカプチーノ 葉っぱ?の絵のカプチーノ ホットチョコレート
スペシャルな?ハートの絵のカプチーノ  ベローナのホテルでのカプチーノ 葉っぱ?の絵のホットチョコレート

ふ〜ん、これもシンプルできれいだなぁ。飲む前に写真を写す。パンを取りに行きながら、フルーツタルトがあるのに気が付いたけれど、後でいいかなと思ったのが失敗だった。パンのお代りに行ったらすでに無かったのだ(涙)。そんなに人は居なかったのだけれど、2・3キレしかなかったので他の人達に食べられてしまったようだ。といっても、周りに居たのはみんな男の人だったのだけれど。日本人と違って外国人の男性は結構甘いものを食べるのだけれど、いつもの習慣でうっかりしていた。今度からは気をつけなきゃ。このベローナはお昼前には出てしまうので、ちょっぴり残念。

ジュリエッタの家が8時半に開くとガイドブックに書いてあるので、開くと同時に入るように、8時半には向こうに着いた方が良いのでは?とMさん親子。甘いな〜!ここは日本と違うもの、そんなに時間きっかりに開くわけがない!(←断言)8時半にホテルを出て、ぶらぶらと歩き、あちこち写真撮りながら行っても、15分程度で着いてしまうのだから。ともかく、時間どおりに行っても絶対に開くわけがないと断言をし、去年のドゥカーレ宮殿の例も出して、8時半にホテルを出ることにした。

ベローナの町をある程度観光してから、買い物に付き合うことにした。私は今回もあまり買い物する気はなし。衣装代はケチりたくないので、買い物はちょっとセーブ。なんせ、私の国庫は財政難なので?(笑)それに今から買い物をして荷物が増えると、帽子などを持って来ている私は更に荷物が増えてしまって、自分では持ちきれなくなってしまう。だから、旅行は目的別に分けているつもり。買い物は買い物だけ、遺跡めぐりは遺跡に没頭、などと。どのお店もせいぜい早くて9時半(と書いてあった)に開くそうだ。ブランドショップに至っては大体11時が相場だから、観光してからでちょうどいいはず。まぁ、そんなこと言っても、10時半頃やっと動き出すって感じだろうな。遅めに思って正解なことが多いし・・・。
外国は電車など、あまり本数がないくせに、時間はちょっといい加減。時間に間に合うように行くと遅れて到着し、遅れを見越して行くと乗り遅れる。そんな勝手な時間がまかり通っている。ともかく、多少遅れても「着けばいいのだ」って感覚。そんなものだと思っていなければ、やってられない。でも、日本のように、何かに追われるようにセカセカとしなくていいのは嬉しい。それでも、公的機関を使う移動だけは前述のように気が抜けない。念には念を入れておかないと。。

ロビーに8時半に下りた。出かける前に、ホテルには11時半に戻ってくるようにMさん親子に話す。チェックアウトして、駅に向かい、駅で少し待ったほうがいいとUさん。私も同じように思う。午後には衣装合わせがあるし・・・。ともかく大きな衣装屋さんなので、混んでいるだろう。去年などは何度も時間確認の電話がUさんの携帯に入ったくらいだ。
手袋の挿絵外に出ると、やっぱり寒い。でも、ここ何日か急に暖かくなったので、日本にいるのとあまり変わらない感じかな。手袋をして、マフラーをすれば、まぁ、なんとかなる。前の晩、9時過ぎにあんなにがらんとして車も殆ど通っていなかったけれど、さすがに平日の通勤時間になってきたので、車通りも多く、人々が動きだして、街全体が活動し始めたっていうのを感じる。道路に停めてあった車もかなりなくなっていた。

朝のブラ門ブラ門のところに来て写真を数枚。やっぱり夜と朝の表情が違っていいなぁ。同じものを時間帯を変えて写す楽しみは去年のヴェネツィアで初めて味わって、とてもいいものだと思った。空を見上げると雲ひとつない。今日もいい天気に恵まれたと思うと嬉しくなってきた。ブラ門からは広場には車では入れないけれど、別の道路が門向こう、広場の中側を通っていて車の往来がある。ただし、それは広場の外周を通っているだけで、中には入ってこない。安心して歩ける。


「ローマか?死か?」
前の晩に教わったイタリア統一を記念したプレートの下で、写真を写す。今度のカメラは10倍ズームなので、かなり自分でも納得いく倍率で写せた。一眼レフだと、レンズを交換しなくてはならないけれど、このデジカメはその必要もないし、何よりもフィルムのX線感光を気にしなくて済むのでありがたい。

閑話休題、イタリア統一の嵐が吹きまくった際、ベローナはこのプレートにあるように「ローマか?死か?」との選択を迫られたそうだ。「ローマか?」は統一国家に組み込まれることに同意するか?「死か?」は統一に反対して、武力制圧を受けるか?との二者択一。結果、ベローナは統一国家に組み込まれることになった。このプレートは統一に向けて活躍したガリバルディがこのプレートの付いている建物から、群衆に向かって挨拶をしたことを記念してベローナ市民が掲げたものだそうだ。(実はこのプレートに書いてあるイタリア語の意味をイタリア語教室の先生に教わりました。まだ私には一部しか判らず難解だったので)
そして、この向かい側には、ヴィットリオ・エマヌエーレU世(イタリア統一王国、初代国王)の騎馬像。

ローマか?死か? ヴィットリオ・エマヌエーレU世の騎馬像
ガリバルディの記念プレート「ローマか?死か?」 ヴィットリオ・エマヌエーレU世の騎馬像


アレーナの奥には市庁舎。パプスブルグ家の影響を受けた黄色い壁の建物。そう、この街は、ドイツ色も強いんだなと去年感じた。まぁ、それは、建物とか、そういう立派なものから受けたのではなく、料理を食べてそう感じたのだ。キャベツの酢漬けを使った料理。いわゆるドイツの典型料理を、何気なく入ったお店で食べたからだ。

ベローナ市庁舎 アレーナ
黄色い壁のベローナ市庁舎 アレーナ

アレーナは相変わらず、あちこち修復している。壁と同じで、絵が描かれた布で一部覆われている。去年もそうだった。夏場のオペラシーズンはどうなのだろう?去年も写したけれど、また今年も性懲りもなく写した。次回来た時は、中を見てみたいと思う。

ジュリエッタの家
ロミオとジュリエットアレーナを通り過ぎ、ジュリエッタの家に向かう。両脇のお店はまだ開く気配もない。一部中に人が居るのが見えたけれど、それはごくまれ。ジュリエッタの家の入り口は世界中の人達の落書きが物凄い。落書きの上に落書き。去年は気が付かなかったけれど、門の中に、一見公衆電話のような機械があるのに気が付いた。
ロミオとジュリエットのイラストがあって、彼らのストーリーを聞けるようになっているらしい?(有料、日本語の説明なし)。もしかしたら公衆電話かも?そのイラストがなかなか素敵だったので、写真に写してみた。かの有名なバルコニーでのキスシーン。まぁ、それなりに写せたかな。でもロミオの髪がやや長髪なのはいただけないな。時代考証からすると、正しいのかもしれないけれど、う〜ん・・・(顔もイマイチだし。少なくても私の好みじゃぁ、ない←その前にロミオから断られたりして・・・)

中に入ると、バルコニーの下の部分に足場が組んであった。ここも修理の対象なんだなぁ。写真写すには足場はギリギリ邪魔ではないので良かった。ジュリエッタの像の周りはさすがに誰も居ない。というか、8時半はかなり過ぎていたけれども、開いたばかりのようだった。お蔭で、今年はジュリエッタの像をアップでも写せたので良かった。

有名なバルコニー ジュリエッタの像
ジュリエッタのバルコニー ジュリエッタの像 アップ

私は去年も今年もバルコニーに登るつもりはなかったけれど、せっかくだからMさんに行ってくるように勧めた。彼女、入って行ったのはいいけれど、言葉が通じるのか不安だったので、入ってみると、やはり「??」状態だった。お!ここは、習ったイタリア語で聞いてみるかぁ?と思い、小銭を全部手のひらに出して、レジの女性に相当の金額を取ってもらおうとしていたMさんを制してイタリア語で「いくら?」と聞いてみた。「4エウロ(ユーロ)」と返ってきた。あんなに苦手だった数字がすんなりと耳に入ってきた。不思議だぁ。やっぱり実践が一番なのだろうか?

一旦私は外に出て、バルコニーにMさんが現れるのを待った。なかなか出てこない。鍵が掛かっているのかもしれないので、中に居た人に開けてくれるように頼んでこようとしたら、出てきた。イマイチ、デジカメが苦手なお母さんに代わって写真を写す。まぁ、それなりに写せたと思う。一旦、Mさんは中に入ったけれど今度はなかなか下に降りて来なかった。多分鍵を開けてくれた人が説明をしてくれているのかもしれない。英語もイタリア語も判らないのに、適当に合わせているんだろうとお母さんと話していた。ちょっと時間がありそうなので、更に「トイレ何処ですか?」とイタリア語を使ってみる。お、これも通じたぞ、どれどれと入ってきた。トイレから出るとMさんが降りてきていた。中庭に面したお土産やはやっと開いたばかり。Mさん親子がちょっと買い物をして、ジュリエッタの家を後にした。

ロメオの家
アディジェ川この後、ロメオの家に行ってみる事にした。地図を見る限りは近そうだし。大体この辺かなぁと話していたら、ちょっと先に橋が見えた。どうせなら、その橋まで行ってみても大した距離ではないので、行ってみる事に。アディジェ川にかかるヌォーボ橋。今までの街中の景色とはまるっきり違ってパーッと開けた。川向こうの丘の上にはサン・ピエトロ城。う〜ん、いい景色。この街に1日滞在ならば、丘の上まで行ってみたかったけれど、さすがにそこまでは時間が無いので諦めた。次回への宿題かな?
地図を見ながら、この辺りのはずと路地に入ってみた。暫く行くと、学生らしき集団が道路の端に固まって説明を受けていた。ガイドブックを見ると、スカラ家霊廟とあった。そうかぁ、じゃぁ、ここが霊廟ならばロメオの家は、通り過ぎてしまったって事だと判った。更にガイドブックの地図を見ると、隣はレストラン。あ、なんだ、この目の前のお店がそのレストランじゃない、では、その隣がロメオの家ってことね。

スカラ家霊廟 ロメオの家 表示
スカラ家霊廟 ロメオの家 「ロメオの家」との表示がありました

門はピッチリ閉まっていた。ロメオの家は中には入れないのだ。残念。門のところに一応プレートが掛かっていた。更によく見ると、「ロミオとジュリエット」の一節が刻まれたプレートも壁に嵌め込んであった。(写真館に載せています)それも記念に写してきた。ジュリエッタの家と違ってこちらは中に入れないし、あまり訪れる人も少ないらしい。少なくても日本の旅行のツアーコースには入ってないし。写真も撮ったのでスカラ家霊廟のところに戻った。物凄く繊細な彫刻。道路が狭く、写真を写すのがちょっと大変。たまに車が通るので、それにも気をつけなくてはならないし。ここスカラ家霊廟も、次回への宿題として残した。落ち着いて入って見てみたい。

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