2月2日 ベローナ → ヴェネツィア  その3

「すぐに来ます」って言われたけれど、一瞬「ホント?」って思った。が、Uさん「外に出て待ってましょう」とのこと。じゃぁ、ホントに早く来るんだって思って外で待つこと数分。ホントに早くやって来た(笑)あんまりルーズと決めつけてもいけないのだが…ドライバーさんは見ると、ちょっと格好いいサングラス姿。(注:容姿がじゃなくて格好いいのはサングラス)若かったのか、オッサンだったのかは記憶無し。助手席にUさん、我々3人は後ろへ。駅に向かう。駅はいろんな人が集まってくるところだから、ノホホ〜ンと出来たのはもうおしまいだなぁと思いつつ乗る。タクシーの中では、ドライバーさんとUさん、賑やかにおしゃべり。所々通訳してくれる。短い時間でも、お互い気持ちよく行きたいもの。ここイタリアではコミュニケーションは必要なもの。

駅にて
間もなく到着。階段ではなく、楽できるエレベーターでホームへ。ホームの待合室で電車を待つことに。まだ少し時間があるので、写真を撮ったりして過ごした。

ホームと線路の写真こちらは日本と違って、線路とホームの落差がない(右の写真をご覧ください)。日本の場合はホームと電車の床がほぼ同じ高さになっているので、乗り降りが楽。でも、こちらは電車のドアの外のステップを登って電車に乗り込むタイプ。だから、荷物が大きいと、担ぎ上げるのがとても大変なのである。ツアーの場合だと、バスなどで移動が殆どなのでそういう心配はないけれど、公共の交通機関を使う場合は、当たり前だけど「自分の荷物は自分で運ぶ」のである。
イタリアに来る前に、Mさん親子には向こう(イタリア)での移動には電車を使うので、なるべくなら大きなスーツケースではなく、各自でキャリーケースの方が絶対にいいと勧めておいた。大きなスーツケースだとどういう風になるかは目に見えていたからだ。申し訳ないけれど、自分のキャリーケースと帽子の袋で手いっぱいになってしまうので「代わりに運んであげます」なんて言えないことだった。実際、2人がキャリーケースだったので成田でホッとしたものだった。

ベローナ駅構内アナウンスが流れた。どうやら電車は遅れているらしい。10分程度の遅れとの事だそうだけれど、果たして10分で済むのかしらね?と話題になる。待合室の入口のところにいたオバサマ達が、大層賑やかに不満を言い合っていた。お互いに知らない人同士らしいけれど、かなり賑やかだった(笑)
前回は見かけなかったけれど、中国人らしき男性を見かけた。そのうちの1人がこちらをチラチラ見ている。なんとなく身なりも汚く怪しく見えるので、常に注意を払っていた。Uさんによると、最近中国系の人がかなり増えてきたと言っていた。すべての人がそうではないにしろ、中国人は彼ら独自の考えで行動するので、大層非常識なことをする人が多い。また、貧しいがゆえに流れてくるけれども、イタリアでも左程たいした仕事につけるわけでもなく、犯罪に手を染める人も多いそうだ。ミラノの空港で寄ってきたオジサンも同じような類と言える。

車内にて

やっと電車が到着。それほど重たい荷物ではないのに、やっぱり持ち上げるのは大変だった。「コンパートメントの席を取ってあるから」とのことで、やれやれ、これでやっとくつろげると思っていたら、そこはすでに占領されていた。それもよりによって中国人(こう言ってはいけないのだろうけれど)。ごく当たり前のような顔で占領していた。一番手前に座っていた人がイタリア語の判る人(女性)だった。残りは彼女の家族らしい。やっと我々の座る分を空けてもらった。Uさんは予約が取れなかったとのことだったので、通路にある椅子に座っている。座席の上の荷物棚には、なんやら大きな袋とアレコレ乗っていたが、我々の荷物も狭いのでなんとか頑張って担ぎ上げて乗せた。あの大きな荷物も絶対にこの人達の荷物だろうと思って睨んでいた。ビニール袋の大きな袋で、まるでサンタクロースの袋のような大きさだった。

Uさんは通路の座席で、隣の個室のオバサマ達に話しかけられ、賑やかにおしゃべりをしている。なんでも8人グループで、全員カーニバルに参加するために向かっているとのことだった。私達もカーニバルに行くと話したら、大いに盛り上がったようで、わざわざ隣から私達の事を見に来るオバサマまで!(笑)彼女たちはみなこの日のために手作りで衣装を作ってきたそうだ。Uさんが私を指して「彼女は去年も来て参加したのよ」と伝えると、「どんな格好をしたの?」と聞いてきたそうだ。そこで私は持ってきたデジカメの中に、去年の写真を数枚残して持ってきたので、それを表示してカメラを渡すと、カメラはオバサマ達の間を一周してきた。わざわざ、「ベッラ!(キレイ)」って言いに来るオバサマも。隣に座っている人は中国語で書かれた渡辺淳一の本を読んでいた。題名は判らなかったけれど。

途中の駅で一家は下車。謎の袋以外は持って行く。じゃぁ、これは一体誰のなんだ?そして中身は何?持ち主不明の荷物にドキドキ。やがてそれもメストレの駅で判明。隣のカーニバル参加のオバサマ達のカツラだったのだ。幾つになってもイタリアのマンマの影響力は強いらしく、カーニバル初参加のオバサマが車内から携帯でウソの電話をしていたそうな。「もしもし、ママ?うん、もうアパートに着いたから安心して…」って感じだったとか(Uさんより話を聞く)。電車が遅れてまだ到着していないにも関わらず、着いたと報告の電話を入れないと大変らしい。同じ国内でも大変ね〜。海外旅行だったらさぞかし大変だろうな。ちなみに私の場合、旅先から電話を自宅に入れるということはしない。唯一電話したのは、地下鉄サリン事件の時に友人の安否の確認でしただけ。それ以外は一度もない。別に用事も無いし、万が一の時は外務省から連絡行くだろうし。もし、犯罪に巻き込まれたとしても、遠い日本にいる家族に何が出来るのだというのか?というのが持論。結局は自分で対応するしか無いのだから。

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