2月3日 ヴェネツィア  その3

サン・マルコ広場にて
サン・マルコ広場に到着。ところが…去年に比べて人が少なく、仮装している人も殆ど見えない。一瞬「え?」と思ったくらい。去年はカーニバルの始まりの頃だったのにあれだけいたのに、今年は後半に差しかかっているというのに。平日と週末の違いはあったかもしれないけれど、この時間でこんなにガランとしているの?という驚きは内心あった。

マントの中に入っちゃいました〜写真を撮りながら、サン・マルコ寺院の方へと歩いていった。鐘楼の近くまで着たとき、やっと子供だけれど仮装している人を見つけた。水色の衣装を着た姉妹。妖精に扮している。なんて可愛いのだろう!手招きして呼び、一緒に写真を写そうと誘った。すると妹ちゃんのほうが、私が手招きして挙げたマントの下にスポッと入ってきた。そしてそのまま私のマントに入ったまま写真に収まった。他人を疑うことを知らない、無邪気な子供の何気ない仕草がとても可愛らしく思えた。

小広場の方に行くと、流石に仮装した人たちがいた。早速声をかけて一緒に写真に収まり始めた。それにしても少ないなぁ…。年配のカップルを見かけた。2人でお揃いの衣装。奥様の方に声をかけ一緒に写真に写ってもらうことに。すると喜んだのはご主人の方。さっさと奥様と私の間に立ち、女性2人が手を乗せてポーズを取れるようにと、真っ先にポーズを取った。どこの男性も同じねと思い、笑いながら奥様と一緒にそれぞれ手を乗せてポーズを取った。Mさん達はというと、まだ他の人達を写真に撮ったり、私が他の人と一緒にいるのを眺めていた。なかなか声はかけられないのかもしれない。
それでも3人一緒にいるとやはり目立つらしく、周りにも人が集まり始めてきた。入れ替り立ち替り人々が横に立って写真に収まり始めた。ああ、やっとカーニバルで仮装をしているんだなって気持ちになってきた。ドゥカーレ宮殿の下の所に3人組で同じ衣装を着た人達がいた。3人でみな同じ衣装というのも、パッと目を引く。朱色のグラデーションで、部分部分にゴールドのあしらい。一緒に写真に収まる。その後Mさん親子も一緒に写していた。

満足満足 3人揃って 朝焼けの色みたい
両手に花?で、ご満悦 3人並んで きれいな色の3人組と

去年は男性の仮装した人を結構見かけたけれど、今年はやっと1人見つけた。男性1人だと、ちょっと地味であまり目立たない。私達も、女3人でばかりではつまらないので、一緒に入ってもらった。
そのうちにまた1人、かなり体格のよい男性を見つけた。お化粧してステッキを持ちかなり本格的に仮装している。その時はあちらも1人だったので、気安く写真に収まってくれた。お礼を言うと手の甲にキスをするという挨拶をしてくれたのだけれど、口紅が付いてしまったので、微妙。午後、同じ人が今度はパートナーの女性と歩いていたときは、写真さえもロクに取らせなく、取りつくシマも無いほど、高慢な感じだった。帰国後に「世界の祭り」と言う番組を見て判ったことだけれど、彼とその連れの女性(奥様)は、毎年行われるカーニバルの仮装コンテストの常連で2002年の優勝者だった。だからプライドが高いのだろう。でも、それってどうよ?って思っている。誇りに思うのは結構なこと、けれどそれを鼻にかけ、人を見下すのはちょっと…って思う。

一緒にお願いしました 2002年コンテスト優勝者と ママの手作りのドレス スニーカー履いてます
1人で歩いていた男性と・・・ 2002年の優勝者と ママの手作りのドレスで スニーカー履いてます(^^;

閑話休題、子供の仮装、特に女の子の場合は、ママの手作りドレスって言う感じが多い。子供だから、足元はスニーカーなんてことも(笑)でも、子供の頃から、お姫様体験が出来るなんてチョッピリ羨ましいな。日本だとせいぜい七五三くらいしかないもの。

写真集持参?
前日の夕方や、衣装を受取りに行ったときも見かけたのだけれど、ちょっと個性的な手作りのマントを着たオバサマ2人組がいた。1人は全身真っ黒で、なんの飾り気もない感じ。もう1人は、マントの真ん中辺から裾にかけてビッシリとプラスティックの筒のようなものが縫いつけてあったどのくらいこれを縫いつけるのに時間が掛ったのだろう?チョッピリ興味が沸いたけれど、ちょうどUさんが離れていたので聞いてもらうことも出来なかったので諦める。

お礼を言ってその場を離れようとしたら、その個性的なマントのオバサマにイタリア語で呼び止められた。「どこから来たの?」との事だったのでイタリア語で「日本人です」って答えたら(そのぐらいなら私も理解出来るし、返事も出来るぞ〜って)、更に「ちょっと待ちなさい」って感じのことを言われた。なんだろ?と思って見ていると、マントの下をゴソゴソしている。そのうちに小冊子を出して「あなたにプレゼント」って。Mさん親子は側にいなかったので、私の分だけ戴いてきた。

常連のオバサマ(左 )と・・・ これはなんでしょう? 写真集
個性的なマントのオバサマと・・・ マントのアップ 戴いた写真集

表紙には「HELLO AGAIN!」って英語で書いてある。もしかして中も英語かな?と思いつつ、歩きながら中をすぐにペラペラっと捲ると中はイタリア語で、あのオバサマの写真が載っていた。毎年個性的なマントを作り、それを着ているカーニバルの写真だ。後ろの方のページには、パッチワークの作品の写真。

「HELLO AGAIN」とは要らなくなったものを再利用してって意味でつけられたらしい。中の写真1枚には見覚えがあった。インターネットか何かで見た記憶がある。そのマントには、ネクタイがビッシリと縫いつけられていた。オバサマの名前は「マリア・ルイーサ」(姓は読みにくいのでパス)と言い、パドゥバに住んでいるらしい。そこまでは、まだ殆どイタリア語の判らない私でも、単語を幾つか拾い読みしてなんとなく理解できた。Uさんのバッグに仕舞って貰おうと頼みながら、今の経緯を話すと「あら〜、良かったじゃない?イタリア語の勉強になるわよ」と言われた(^^;

帰国後、その小冊子を見てみたが、まだまだ太刀打ちできるレベルではないので、未だにそのまま。いつか読める日が来るまで大切に本棚に仕舞っておくことにした。辞書を引きながらでも読んでみれば良いのだろうけれど、イタリア語は変化が面倒なので、原形を考えてから単語を引かないと判らないのだ。

「夢をまたひとつ叶えました」
雲一つない天気に恵まれ、風も殆どない状態なので、Uさんにゴンドラに乗ってみたいと話した。「仮装してゴンドラに乗る」というのも叶えたかった夢の一つでもあった。早速、話をゴンドリエーレとつけてくれた。1時間の長いコースと、40分のややショートカットのコース。どちらにするか?と聞かれた。う〜ん、どっちがいいかなぁ?でも1時間はちょっと長い気もするし…ということで40分のコースにした。ドレスの裾を気にしながら、ゴンドラ乗り場の桟橋へ。

ゴンドリエーレのステファノさんドレスを着てゴンドラに乗るのは至難の業?だった(笑)波で揺れて不安定の所、更に衣装で足元がよく見えないし。落ちないようにドキドキしながら乗り込んだ。ゴンドリエーレはステファノさんと言って、メガネをかけたインテリっぽい感じの人だった。ジャケットを着ていたので、赤か紺の縞縞のどちらかは判らなかったけれど、かぶっていた帽子のリボンが赤だったので、おそらく赤い縞のシャツを着ていたのだろう。すぐに椅子に腰かけるように言われ、1人で奥の椅子に座った。私が座って、ゴンドラの重心が安定したら次にMさん親子が乗り込んでゴンドラの端の椅子に腰をかけた。両端に座ったので更にこれで均等が取れた。そして最後にUさん。Uさんはゴンドラの進行方向に背中を向けて座っている。私達3人の写真を撮るとちょうどステファノさんが入る。

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