2月3日 ヴェネツィア  その5

サン・マルコ小広場にて
ゴンドラに乗る前と違ってかなり仮装した人たちが集まってきていた。桟橋でポーズを取る人達、小広場の石柱に登ってポーズを取る人々など様々だった。動物の着ぐるみを着た子供を見つけた。鼻を黒く塗り、ヒゲが口元に描かれていた。本人はなんだかよく判ってない様子。こちらも仮面を被っているので、子供にとっては怖く見えるかもしれない、そう思ってしゃがみ込んで手招きをすると、少しだけ近寄ってきてくれた。写真を写すと、間もなくママの元へ走っていった。
ピンクと水色の色違いのドレスを着た女性達と写真を写し合いををした。なんと彼女の持っていたデジカメは私と同じ機種。どちらからとなく「あ、同じカメラ!」と言って笑いあった。

小熊ちゃん マスケラ不要な美人です この人の素顔はどんなのだろう? 仮面の奥の目が優しい人でした
ボク、小熊ちゃんです 私もカメラ一緒よ〜 パントマイムしてました 撮影用のポーズ

白い大きな羽の付いた帽子を被った男性がなんやらパントマイムをしている。見ているだけで楽しい。私も彼の観客の1人となって、写真を写してきた。その後、彼と一緒に写真に収まることに!さすが、ポーズを取るのが上手い。さりげなく私の手を取り、口づけしているポーズなどを取ってくれた(照)。近くで見たので判ったのだけれど、彼は仮面の奥の目がとっても優しい人でした。ああいう柔らかな眼差しの人っていいですねぇ。写真のでき上がりが楽しみ。周りを、アルレッキーノと言って道化の格好をした人が飛び跳ねていた。彼もかなり目立つ。追いかけて写真を写してきた。

飛んだり跳ねたり大変そう 手作りのドレスなんですよねぇ。素敵 結構カツラも似合ってます。
道化だから動きが激しいのです。 唐辛子がいっぱい 笑顔の素敵な人でした

ふと見ると、今度はとんがり帽子を被った女性が歩いてきた。よく見るとその帽子には唐辛子が沢山飾りでつけられていた。さしずめ「シニョーラ・ペペロンチーノ」ってところ?他にも貴族の格好をした笑顔の素敵な男性もいた。更には海賊も。さすがは海運国ヴェネツィアだけある。海賊も多く来たに違いない(笑)このパントマイムの男性、アルレッキーノ、シニョーラ・ペペロンチーノは帰国後にカーニバルの公式サイトをチェックしていたら写真が掲載されていた。ちなみに私の写真も載っていて、当の本人である私もビックリした。

海賊です。目立ってました・・・ お客に見せる見本作りです 小さな王様
海賊出没?! わき目も振らず・・・ ボクは偉いんだぞ〜!

フェイス・ペインティングをしている人はまだチラホラとしかいないようだ。お客を待っているお兄ちゃんが自分の顔にペインティングしていた。見本にもなるからちょうどいいのだろう。持っていた鏡がハートの形をしていたので、お茶目な感じ(笑)
サン・マルコ広場の入口の方に、プロのカメラマンがいるとのことで、今回はプロに写真を写してもらうことにしてみた。Mさん達も記念になるだろうし。少しずつそちらに移動しながら乳母車の中の王様を発見。ママは普通の格好だけれど、子供を可愛らしく仮装させ、嬉しそうだった。

プロのカメラマンに…
カメラのイラストUさんがプロのカメラマンを探し出してきてくれた。まずは一人ずつ順番にってことで、あちらの指名で私から。
太陽の位置を確かめ、光の加減を計算して立つ位置と向きを指定する。ポーズを指示した後、手の位置、体の向き、顔の角度、表情等を細かく要求してくる。カメラマンがポーズを作らせているので、アマチュアやその他の観光客も、「コレ幸い」と便乗して沢山押し寄せてきた。そんな中、笑顔だなんて難しい。カメラマン自身は、他の人の陰が入ったりするので、かなり周りには苛立っていた感じだった。それでも私達には、お客だからか?大層感じが良かったけれど。

最初は、マントをつけたままの格好で、その後はマントとポシェットを外し、ドレスだけの姿で撮影。特にドレスだけの姿は、ブリブリのポーズで、やっている本人が気恥ずかしくなるほどだった(^^;順光で、逆光でと写している。どのくらいのズームで写しているのだろうか?出来上がった写真を見てみないことには、なんとも言えないけれど。

私の撮影が終わると、今度はMさん達。まずは一人ずつ写しているけれど、親子並んでも。娘のMさんの姿を見ているお母さんも嬉しそうだけれど、母娘2人並んでいる時の表情はもっと嬉しそう。ホント、年齢なんて関係ないと思った。2人の撮影をしている間、マントを着ないでドレスだけで待っていたけれど、寒さは全く感じなかった。小春日和という感じでぽかぽかしていて、もし座っていたら、うたた寝をしてしまうくらいの陽気だった。そのくらい暖かかったのだ。2人の撮影が終わったら、今度は3人並んで。またもや立つ順番、身体の向き、顔の角度、手の置き位置など彼が満足いくポーズを取った。
写真はその日の3時半過ぎに出来るそうだ。出来上がった写真を見て気に入ったものだけ買い取ればよいとのこと。ちょっと楽しみである。

心の狭い人
ガーンという表情お昼も大分過ぎたことだし、「疲れた」とのことだったので、一旦ホテルに戻ることにした。サン・マルコ広場の出口の所で、着物を着た日本人らしき女性がポツンと立っていた。正当派の着方ではなくて、モダンな柄でドレスっぽく着崩している。Mさんが「日本の方ですか?」と声をかけたらいきなり「だから何?」って言われてしまった。

怒っている表情ちょっとそんな返事のしかたってないんじゃない?って思った。私も彼女のこと日本人かどうか判らないなぁ?って思って見ていたし、別に悪意があって聞いたわけじゃないんだから、世間一般的な会話で「そうですよ。どちらから来たのですか?」的な会話くらいしてもよいと思った。

実際、一緒に写真に収まった他の仮装した人々も「どこから来たの?」とかって言葉を交わしたり、私達と一緒に写った普通の観光客の人達も「どこから来たの?」と他愛のない会話をしていたくらいなのに。そんな風だから、誰とも打ち解けられずに孤立していたのかもしれない。自分が個性的すぎて、中世風の仮装をしていないので、劣等感を感じていたのだったら、それはヴェネツィアのカーニバルについての下調べが足りなかったというもの。例え、周りが中世ヨーロッパを基調とした仮装をしていても、自国の文化に誇りを持っていればそんなことは感じないはずだけれども…。
泣き顔いやはや、他人の考えは判らないので、なんとも言えないのだけれど、なんとも見苦しく心の狭い日本人がいたことだろう。悲しく情けなくなってきた。Uさんにもそれを嘆きながら、3月22日通りに出た。

待ち合わせの約束
実は、カーニバルに来る前から、私は1人の女性とサン・マルコ広場で落ち会う約束があった。都内に住むAさんという女性で、私のHPを見てメールをくれた人だ。なんでも彼女も毎年仮装してカーニバルに参加しているとのこと。2005年も参加するとのことだった。彼女の日程を聞いてみたら、私達が仮装してパーティに出るその日の昼間にヴェネツィアに到着するとのことだったので、ギリギリ日にちが重なる。ということで、遙か日本を離れた異国の地で落ち会うことになったのだった。

私は去年も今年もレンタルのドレスだったけれど、彼女はなんと自前のドレスを2着、日本でオーダーして作ったものを毎年持ってきているとのことだった。凄いな〜!帽子だけでも大変な思いをして持ってきたのにいくらスーツケースに詰められるとは言え、ドレスは嵩張るのでかなり大変だと思う。プラス、普通の服もある程度は必要だし。
それとAさん曰く、私が借りる金額を見て「それならばオーダー出来ますよ」とのことだった。ん〜、確かにそれは言えるけれど、荷物が多いのはともかく大変なことでもあるし、それにレンタルならば毎年違う色や雰囲気のものを楽しめる利点もある。確かに24時間単位という欠点はあるけれど。もし、次回行くことが出来たら、数時間の時間貸しが出来ないかどうか聞いてみるつもりではいる。それが出来れば尚結構なことだし。

今年は私は何色のドレスにするか直前まで決まっていなかったけれど、Aさんが仮装した写真を2枚メールで送ってくれたので、それを頭に入れていって目印として探すつもりだった。場所は、サン・マルコ広場のカフェ・クワードリ時間は3時頃を目安にと決まった。毎年参加している彼女は顔見知りのウェイターもそこにはいるとか。更にはカーニバルで知り合ったフランス人の彼も一緒とのこと。なんとも羨ましい限りである(笑)

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