3月9日  シェリムアップ  →  バンコク

【アンコール・トム】
カンボジアで過ごすのも最後の日になってしまった。夕方にはバンコクへ戻る。朝食後、すぐに荷物をまとめて出発。アンコール・トムへ向かう。アンコール・ワットの方が名前が知れ渡っているが、アンコール・トムの方が遙かに大きい。色々と写真で紹介されているのは、アンコール・ワットアンコール・トムがごっちゃ混ぜになっている場合が多いと後で思った。

神々の像 南大門の仏面
神々(阿修羅は写真館にあります) 南大門の仏面

まずは南大門へ向かう。門へ向かう道路の両側には、神々と、阿修羅が左右に分かれて、ナーガの胴体を綱引きをしているかのように引き合っている姿の像が並んでいる。どちらも素晴らしいけれども、チョッピリ阿修羅の方が愛敬のある顔をしている南大門の上には、四方に向かって仏像の顔があった。それを見て、いよいよバイヨンに近づいてきたと感じた。

【バイヨンの四面仏】
バイヨンも、アンコール・ワットと同様に壁画が素晴らしい。こちらは神話ではなくて過去の歴史が彫られているって感じだ。支配者が自らの栄光をひけらかすかのように。
第1回廊では、戦いに赴く行軍風景などが繰り広げられている。中にはかなりユーモラスな光景もある。これを見ていると、日常生活は勿論のこと、当時の複雑な民族抗争が伺える。(回廊の彫刻は写真館にあります)
第2回廊から奥には、観世音菩薩の四面仏(写真館へ是非!)が見える。まるで、中央祠堂を囲っているかのようだ。祠堂からは、無数の四面仏が見える。どちらを向いてもその視線を感じる。この堂の上には人がごった返していた。尼さんの姿も見えた。写真を撮ったあと、先に進もうと思ったが、集団に阻まれてしまう。目の前には数人の尼さんの姿があって、彼女たちの間を通り抜けるのも憚られたが、みんなと逸れてしまうと困るので、一旦立ち止まり合掌をして頭を下げると、肯いて通してくれた。こういったところは仏教国の共通点でもあるかな?

【不思議な微笑み】
その人だかりを抜けた先に、かの有名な「クメールの微笑み」と呼ばれている観世音菩薩像があった。ここは順番待ちで写真を写す。ふむ、他の仏像は目を閉じている感じだけれども、この像だけは薄目を開けて微笑んでいるかのようだ。でも、どの仏像がいいとは言いきれない。それぞれ皆、味わい深いのだ。上層部にも四面仏が彫ってあるし、壁にもデバダーを始めとして、ガルーダもあって、見ていて見飽きない。どちらを向いても、大きな口の不思議な微笑みがこちらを見ている
バイヨンを出て、パプーオン(「隠し子」という意味)へ。ここは修復中だった。クレーンがあって、足元には番号を打った石が転がっていた。ここは通り抜けるだけ。
ピミアカナス(「天上の宮殿」の意味)へ。ピラミッドのような階段状の寺院。正面中央には階段があって登れるようになっていた。ここで、暫く休憩を取ったので、登る人、休む人、それぞれに過ごした。休んでいると、お土産売りの子供たちも寄ってくる。どの子供も、生活のため、必要だから日本語を覚えて話す。「バッグ買って下さい」とかなりしつこい。ゆっくりと遺跡を眺めながら、ボーッと物思いに浸りたいのだが…知らんぷりしていると「ね〜!バッグ買って!」と来る。「持ってるもん」ってわざと意地悪に言ってみたら「持ってないもん、それ違うもん」と言ったかと思うと「うそつき〜!」だって(笑)その子は、怒ってよそのターゲットへ行ってしまった(笑)

クメールの微笑み ピミアカナス 象のテラス
クメールの微笑み ピミアカナス(天上の宮殿) 象のテラス(ガルーダは写真館へ)

【ガルーダと象のテラス】
ピミアカナスの広場を抜けて、王宮の塔門をくぐり抜けると、ガルーダのレリーフのあるところへ出る。テラスの壁面に沢山のガルーダが、両手でテラスを支えているかのようなポーズ。その先には象のテラスがある。こちらは象の彫り物が凄い。象に乗った人々の姿の彫刻もあったけれども、それよりも、立体的に彫ってある象の彫刻が凄い。鼻の下をくぐり抜けられる。上手く文章で言い表せないので、写真を見てもらえば納得してもらえると思う。
ここからまたバスに乗り、タ・プロームへ向かう。途中、タ・ケウ(未完の寺院)に写真撮影のために寄っただけ。

【植物に支配された寺院】
タ・プロームは、かつては寺院だったが、その後植物が蔓延り、朽ち果てるのに任せている。門を入ってかなりの距離を歩いていく。門の上の四面仏も頭の上辺りから、まるで髪の毛のように木が生えていたりしている。
中に入っていくと、数ある中でも有名なスポアンが。木の根?の部分がしっかりと寺院を挟み込んでいる。木があるから壊れないのか、それともまだ、建物が木を支配しているのか…。ここはあと何年保つのだろう?他の遺跡もなにも手入れをしなければ、タ・プロームのように木々に支配されてしまうのだろうか?足元には、沢山の石が転がっていた。どれも皆、苔むしていた。ホントに、自然の驚異には目を見張るばかりだ。

仏面に生えた植物
まるで髪の毛のよう・・・ 私と比べてみてください

【ヤシの実ジュースにガッカリ】
タ・プロームを出て、一路、昼食のレストランへ向かう。途中でプラサット・クラヴァンという修復中の寺院に立ち寄り、ここも写真撮影だけ済ませる。
昼食は最後のカンボジア料理。遅めのお昼でもあったし、ちょっと中華っぽい料理も出てきて美味しかった。大好きな空芯菜も出てきた。私は最後までよく食べた。どれも美味しかった。ヤシの実ジュースを飲んでいる人がいたので、チョッピリ味見をさせてもらう。初めての味にワクワクしていたけれども、その味にはがっかり。もしかしたら、まだ完熟ではなかったのかもしれない。

【3日ぶりのお湯】
夕方の便でまたバンコクへ戻った。帰りもまた機内食が出る。
バンコクへ戻り、最初の晩に泊まったホテルへ。夕食は市内のレストラン。タイ料理。私は…ちょっと苦手な酸っぱい系の料理。食べられるものだけ食べて済ませる。ホテルへ戻ってすぐにお風呂へ入る。3日ぶりのお湯嬉しくなった。結局、シェリムアップでは、お湯のシャワーは出なかった。(笑)

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