1996年10月5日  成田 → バンコク → カイロ

成田発エジプト航空に乗った。バンコクで一旦降ろされる。また同じ機体に乗り込むのだからちょっと面倒くさい。それでも、ロンドンなどヨーロッパの他の都市乗り換えよりもいいかなぁ?って思って選んだのだけれど・・・。
バンコクでも夜中。空気がムッとしている。覚えているのは、コーラを買って飲んだのと、スオッチの時計を買ったくらい。後は、ただ眠かったという記憶だけ・・・。

10月6日  カイロ

【未明の到着】
予定よりも早くカイロに着いた。それも夜中の2時過ぎだった。予定では明け方ってなっていたのだけれども・・・。レイトチェックイン(この場合はアーリーチェックイン?)でもなかったので、当然のことながら、ホテルにはチェックイン出来ない。ちょっと体力的に辛かったなぁ。ロビーで朝までダラダラして過ごした。まぁ、ホテルの中なので、クーラーも効いているし、安全だし。それぞれに椅子に座ったりして、仮眠を取った。
ホテルのスタッフが、私が胸のポケットに差していた、2色ボールペンを欲しがっていた。でも、それを渡してしまうと、旅行中私が困るので、気の毒だけれど断った。ガイドブックにも書いてあったけど2色ボールペンを欲しがるって本当だなぁって思った。朝食の記憶は・・・無い・・・。食べたという記憶さえもないのだ。

【突然目の前にピラミッド】
明るくなってきたので、バスに乗って、一路ギザへ向かう。私のイメージとしては、地平線上にピラミッドが見え始めて、段々大きく見えてくるだろうと勝手に思っていた。すると、突然道路脇の建物の向こうにうっすらとぼやけて見えてきたのが、ピラミッドだった。砂ぼこりか?朝もやか?どちらのせいでぼやけていたのかは判らないけれども、ともかくいきなり、それは迫ってきたのだった

目の前まで行って、改めて実感。なんて大きいのだろうか!全体も大きいけれども、積み重ねてある石の一つ一つが大きい。今は観光客用の入り口があるけれども、無かった昔は、盗掘するのに大変だったろうなって思う。まぁ、でも、「欲と道連れ」だから苦にはならなかったんだろうな(笑)

クフ王のピラミッドの内部へ入った。中は狭くて細い階段が上まで伸びていた。内部は空気が殆ど入らないので、蒸し暑い。気のせいか?空気が重たく感じた。王の間にたどり着くと、そこには石棺がポツンと置いてあった。思っていたよりもかなり広めの部屋。ここが黄金で埋め尽くされていたかと思うと・・・ここの部屋で写真を写してきたけれども、ピンボケ!ファラオの呪いか〜?中はホントに息苦しく感じたので、早々に外に戻ることにして階段を下りた。外に出ると暫くの間、写真を写したり、ピラミッドを見上げたりして色々ともの思いにふけった。

王の玄室 ピラミッドに登って
ファラオの呪い?ピンボケの玄室 石の大きさにビックリ!!

それにしても、何千年も前にどうやって築きあげたのだろう?ピラミッドの近くにもラクダを連れた人達がやってきた。でも、現地ガイドのバビさんによると、この人達は客引きで、私達が乗るのはここではなく、ちょっと離れたポイントで乗るらしい。ちょっと楽しみ。

【ラクダ!楽だ?楽じゃない…】
バスでその場所へ移動。バスを降りると、そこには沢山のラクダがいた。ピラミッドから程よく離れて、3つとも見えてなかなかのビューポイントだった。ラクダもキレイな飾りを付けてもらっている。どうせ乗るなら、キレイな飾りのラクダがいいなぁと思って、派手な飾りのラクダの側に寄った。
ラクダは膝を折り曲げて、座った。足が長いから、かなりガクンときそうな感じ・・・。カメラをラクダの側にいた人に渡す。向こうも慣れているようだったが、念のため、シャッターボタンを確認してきたので教えた。あとは、その人を信じて、ちゃんと写してもらうだけだ。ラクダには鞍が乗せてあった。それにまたがるけれども、ラクダが大きいので、結構大変だった。鞍の前と後ろに掴まるところがあるので、両方とも掴まるようにと言われた。立つときも充分に気をつけてくれとのことだったので、うなずいたら、ラクダを促して立たせた。

「充分に気をつけてくれ」と言われたのも、ラクダが立ち始めて改めて実感。まずは後ろ足から立ち上がり始めるので、前の方へ思い切り倒れそうになる。後ろ足で立ち上がったら、前足で立ち始める。これでは、子供は乗せられないのも納得する。大人でもたまに落ちて怪我をする人もいるそうだ。それにしても、高い・・・。馬よりも足が長い分、かなり高い。少しだけ辺りをウロウロして、写真を写してもらった。もちろん、ピラミッドを背景にして

ラクダに乗ってピラミッドを背景に かがむラクダ
ピラミッドを背景にしてラクダに乗る ヨッコラショ〜!!

これで、まず夢が一つ叶った。後は写真の出来上りが楽しみだ。いつまでも乗っているわけにはいかないので、降りることになった。今度は立つ時の逆で前足から折り畳む。前につんのめるようになったので、慌ててしっかりと鞍の後ろの部分を掴んだ。乗っていて内心「早く後ろ足も折り畳んで!」って思っていた。乗せてもらっている身なので、偉そうなことは言えないのだけれども・・・(^^;

ラクダと2ショット
ポーズを決めているラクダと

【ラクダと2ショット】
なんとか無事に?降りることが出来た。足が地面に着いてホッとした。乗せてもらったラクダと2ショットも写したいと思って、まだ座り込んでいるラクダに近寄ったら、「ブ〜〜!」と唸られた。一瞬、噛まれるの?それとも、あの有名な悪癖のゲ○?って思って身を引くと、すぐにラクダの主人がラクダを一発殴って叱ってくれた。ありゃりゃ〜、お客に文句を言うラクダだから怒られても仕方ないのかな?でも、その後おとなしくなったので、一発が効いたらしい・・・(^^;お蔭でラクダと2ショットを写せた。

出来上がった写真を見たら…文句を言ったわりにはポーズを取っているラクダが写っていた(笑)
個人的趣味だけれど、私はラクダの顔ってなんとなく好きだ。睫毛が長くて目がクリクリして、全体的には「へ?」って言うような表情をして・・・周りの人達を見るとみんな思い思いにポーズを取って写真を写している。中には、ピラミッドを押さえつけるようなポーズで写るような格好をしている人も・・・私は、畏れ多くて出来ないなぁ。私よりもファラオ達の方が偉大だもの。一通り写真撮影が終わったし、お土産売りが居たので、Tシャツを何枚か買った。エジプト綿なので、モノは厚手でしっかりしている。ヒエログリフなどいかにもエジプトらしい模様のTシャツにした。(日本から同行した添乗員のEさん情報によると、ラクダを乗る場所に売りに来るTシャツはなかなか生地がしっかりしているのでお勧めだとのことだった)

そこから、またバスに乗ってピラミッドの脇を通り、スフィンクスへ。スフィンクスもとても大きい。感想としてはありふれているけれど、そういったことが先ず浮かぶ。正面から、横から、色々な角度から眺めた。横から見たときに、ガイドのバビさんの説明で、首が大分危なくなってきていると聞いた。あの頭が落ちてしまったら、元も子もない。昔は、首の辺りまで砂で埋もれていたそうだ。その写真をなにかで見たこともある。ピラミッドまで含めての写真はパノラマにしてみた。そうでないとスケールが大きすぎて入らないのだもの。

【秘宝がたんまりの博物館】

バスでカイロのエジプト考古学博物館に向かった。正面でバスを降りて中に入る。博物館の前はバスと人でいっぱいだった。博物館は思っていたよりも、こぢんまりとしていた。中に入るとすぐにラムセス2世像が目につく。その次はメンカウラー王像と2女神像カフラー王像。ショーケースに入れられていなく、むき出しで置いてある。当然の事だが、触れることは出来ないけれども、側に寄って見ることは出来るし、その存在感を目の当たりに感じてきた。カフラー王は緑色の閃緑岩で出来ている。正面から見ると気がつきにくいけれど、横から見ると頭の後ろに神を表すハヤブサが彫られていた。自分の背後には神という存在がいると言うことを表しているのか?それとも、神よりも自分は前にいると誇示しているのだろうか?

考古学博物館 パピルスのガンの絵
エジプト考古学博物館 パピルスに描かれた有名なガン

鴨の絵(実際にはガン)のパピルスもあった。この辺りは教科書で見た記憶がある。その本物を見ることが出来るなんて!それは信じられないくらい、鮮やかな色彩が残っていた。つい最近描かれたと言っても、おかしくないほどだった。
ラーヘテプとネフェルトの座像も美しく彩色されていて、見事だった。
アラバスター製のカノプス容器も見事だ。王の内蔵をそれらに詰めて保管したそうだ。

【黄金のマスクと対面】
2階に上がってツタンカーメン王関係の秘宝を見に行く。ツタンカーメン王の黄金のマスクは、ガラスケースに入れられていて、周りは人が群がっていた。集団が途切れるのを見計らって近づいた。あまりの美しさに息をするのも忘れてしまいそうだった。エジプトと言えば、このマスクと言える、エジプトの象徴。同じ部屋にツタンカーメン王の人体型棺もあった。この中には王のミイラは入ってなく、今も王家の谷にある、彼の墓に眠っているそうだ。ルクソールで見るのが楽しみである。
この棺は3重になっていたそうだけれども、どれも皆、黄金で造られていたそうだ。側に寄ってガラス越しによく見ると、棺にはトルコ石やラピスラズリなど、色々な宝石が埋め込まれていた。ともかく見事な細工としか言い様がない。棺以外にも、玉座やベッドなど沢山の埋葬品が展示してあった。

ツタンカーメンの黄金のマスク ツタンカーメンの黄金の棺
ツタンカーメンの黄金のマスク ツタンカーメンの黄金の棺

私が印象に残った埋葬品は、一つの玉座だった。背もたれの部分には、ツタンカーメン王とその妃アンケセナーメンの仲睦まじい装飾がされていたものだった。残念なことに写真を写してきたのだけれどもボケてしまっていた。ファラオの呪いだろうか?(ピラミッドの時といいなんでも『呪い』のせいにする私)ミイラの特別展示室も見てきた。ここは撮影禁止。ミイラのために、明かりも落とされていた。

一通り見終わってホテルへ戻った。当時の日程表が残っていたので、宿泊ホテルを見ると、カイロ・マリオットとなっていた。元宮殿というとてもゴージャスなホテルに2連泊だったのに、残念なことに写真も、記憶すらない。

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