10月9日  アスワン → ルクソール

【砂漠の砂】
サラサラの砂漠の砂アスワンだったのか、すでにルクソールに入ってからだったのかは記憶が無いのだけれど、ヌビア砂漠の外れ?で砂を指の間からこぼしている写真がある。赤い赤い砂。そして空は真っ青。素晴らしいコントラストだ。砂漠にはよく見ると小さな虫達の無数の足跡があった。フンコロガシ?日が登った今はどこに消えてしまったのだろうか?本来ならば、土などは外国から持ち帰ってはいけないものだが、内緒で一部持ち帰ってきた(ここで言ってしまっているので、もう内緒ではなくなったけど)。空いているカメラのフィルムケースに詰めてきた。中には水のペットボトルに沢山詰めている人もいた。私は、その砂をカイロで買ってきた香水瓶の中に入れて飾っている。後日、我が家に松の手入れに来る庭師の人に砂を見せたら、かなり興味を示していた。日本の砂とは違うなとポツリ。その後、小指の指先をちょっと舐めて砂をつけて味わっていた。やや塩分を感じるとか・・・。

閑話休題、暫く砂漠を味わった後、カルナック神殿に向かう。

【カルナック神殿】
カルナック神殿羊のスフィンクスが参道にずらりと並んでいる神殿。これだけずらりと並んでいると圧巻。参道を抜けて門を入ると、今度は列柱群が並ぶ。列柱の形はパピルスを型取ったものだそうだ。柱には一面にヒエログリフが彫られている。天井部分は殆ど残っていないけれど、ここに足を踏み入れると、自分が小人にでもなったかのような錯覚を覚えた。ダムが出来る前は、ひとたびナイル川が氾濫すると、この辺り一面は水没してしまったそうだ。と言うことは、数千年に渡って毎年のように水没していたことになる。現に柱の上部と下部では「色が違っている」くらいだし。それでも、これだけの数の柱が残っているとは、信じられないくらいだ。水没している間は、ボートに乗って人々は柱の間を漕ぎ回っていたようで、上部には今世紀初の落書きなども残っている。全く、いつの時代も困った人間がいたものだ。

カルナック神殿入り口 巨大な列柱群
羊のスフィンクスがズラリ 列柱群 大きさを比べてみて!

オベリスク アップ オベリスク全体像
オベリスク アップ と全体像

【オベリスクは倒れない】
その先には、オベリスクが立っている。先年の地震でもこれらのオベリスクは倒れなかった。偶然地震の時に、ビデオで撮影されていたものがあるそうだけれど、かなり揺れてはいるけれども、ある角度までは傾くものの左右対称に傾くために次第にそれが収まり、倒れなかったそうだ。これはやはり地震があった場合のことも想定されて、立てられているのだろうとの学者達の見解が出たとの説明だった。
日本の五重の塔も同じような理屈が働いていると教科書で読んだ記憶がある。心柱が左右に揺れ、周りの建物も揺れ、お互いに揺れのエネルギーを相殺してしまう…と。でも、オベリスクの場合は、それ単独で立っているのだけれども。ここにはいくつかのオベリスクがあった。立っているオベリスクは身近で見ると本当に迫力がある。写真を撮るにしても上手く入りきらない。パノラマでチャレンジしてみたら、ファインダーの中に収まったので、それで写してみた。横たえられているオベリスクもあった。普通なら見れないのでなかなかいいかも…。だって、上から見ることなんて不可能だし。

願いを叶える?スカラベ聖なる池もあった。そのそばにはスカラベ(フンコロガシ)の像があって、7回廻ると願い事が叶うんだって!もちろん、そういう事なら必ずやって来る私。その当時に何をお願いしたかは記憶にないけれど、廻ってきたのは間違いなく覚えている(笑)「早くいい人が見つかりますように・・・」とかっていう類の願い事でなかったのは確か。そうだったら、とっくに嫁に行っていると思うし〜(^^;


【ルクソール神殿】
カルナック神殿を後にして、今度はルクソール神殿へ。ここはカルナック神殿の付属神殿として建てられたものだそうだ。塔門の入り口にはラムセス2世の座像。足元の像は、女神?それとも王妃だろうか?ここの壁のレリーフも素晴らしい。何千年という時を経ても生き生きとしている。ここにも列柱があった。規則正しく並んでいる。ラムセス2世の中庭には、各年代のラムセス2世像が並んでいる。20代、30代、40代…のラムセス2世。微妙に表情が違う。どれを見ても文明の素晴らしさに圧倒されてしまう。ここの参道にもスフィンクスが並んでいた。

ラムセス2世像と私 ズラリと並ぶスフィンクス
立ち並ぶラムセス2世像と私 スフィンクス


この日のホテルは、モーベンピック・ホテル・ジョリー・ビル。このホテルも島にあって、入り口にはゲートがあってしっかりとセキュリティ管理がされていた。ホテルの敷地内の小径を歩いて、それぞれ点在するコテージに入る。それぞれの部屋は専用の庭がついていた。
夕食まで自由時間だったので、いつもの通り、シャワーを浴びて、ちょっとお昼寝。夜はオプショナルでカルナック神殿の音と光のショーがあったけれども、行かなかった。なんとなく人工的なショーで自分の中のイメージが壊れてしまうのが嫌だったのだ。

【ハイビスカスティーとガイドのバビさんのノロケ話】
このホテルのロビーで、ハイビスカスティーのサービスがあった。赤くてきれいな色をしているので、最初はカクテルかと思っていたのだけれど、ガイドのバビさんがお茶だよと教えてくれたので飲んでみた。甘くて美味しかった。

ガイドのバビさん
バビさん

そのお茶を飲みながら、婚約したばかりのバビさんのノロケ話を聞いた。婚約者との出会いはパリのソルボンヌ大学で留学中の時だったとか。その後、別々に帰国したけれど、彼の方から連絡を取り、交際が始まったそうだ。面白いのは、いつもデートに監視役として(笑)彼女の親戚の子供が必ずついてきたそうだ。子供だから「手を握った」とか、全部何も判らずに問われるままに素直に報告してしまうかららしい。恋人同士の2人にはさぞかし、お邪魔虫だったに違いない。時折、お小遣いを与えて買い物に行かせ、体よく追い払い、2人だけの僅かな時間に浸ったと話してくれた(笑)

婚約するにあたって、彼は、結納として金のネックレスや、ピアス、指輪など一式を誂えて贈ったそうだ。彼女はそれらを身に付けて婚約発表の披露パーティに出たそうだ。「これがボクの婚約指輪なんだよ」と、とても嬉しそうに見せながら話していたのが記憶に残っている。行く先々でも知人達は彼を見つけると祝福を言いに寄ってきていた。彼の家は、カイロ市内の目抜き通りに面していて、4階建ての立派な家だった。最初の夜に、ホテルに向かう途中、バスの中でそう話してくれたのだ。それを見る限り、彼はかなりのお金持ちの息子だった。まぁ、息子をカイロ大学に行かせた後、ソルボンヌ大学に留学させられる程なんだから当然だろう。暫くノロケ話を聞いた後、部屋に戻った。

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