5月17日  ジョグジャカルタ  その1

ホテルのゴルフコースホテルの周りはホテルのゴルフ場なので、朝はとても静かだった。早朝から、コースを回っている人もいる。もっとも、早朝の方が涼しいのだ。ハーフで10$くらいとガイドブックに書いてあった。ゴルフを全くしない私でさえも、安すぎなのは理解できる。それでも、こちらにすれば大金なのだ。1000円が70000ルピアだったので、1万円両替すると70万ルピアになる。なんだか物凄くお金持ちになったような錯覚を覚える。

【王宮に行く】

王宮のシンボル?17日は、午前中は王宮に行き、午後からボロブドゥールに行くことになっている。物凄く楽しみである。まずは市内の王宮に行く。王宮は南と北に分れている。チケットが、カメラの撮影許可証になっている。これを見えるところに付けて欲しいとハルティニさんに言われた。入ってすぐに「王宮のシンボル」だという大きな顔の飾り物と一緒に写真に納まる。舌を出しているおどけた顔をしている。

中に入ると、大きな庭がある。そこに、来賓のために伝統芸能を見せる舞台がある。勿論、以前は王族のためのものだったそうだ。今は、一般観光客のために、日替わりで演目が替わるそうだ。当日は影絵(ワヤン・クリッ)だった。前日は行ったときはすでに始まっていたので見れなかったのだけれど、始める前に、舞台上で、語り部がお香を薫き、祈りをささげてから始めていた。しかし、ここでも、音楽担当の人達は呑気そうだった。一番手前のオジサンは明らかに私達の視線を気にしている感じだった。出番が近づいたらしく、メガネをかけて、演奏開始(笑)

儀式用のカゴその後、王家の宝物を展示してある一角へ。輿や、楽器(ガムラン)など・・・それぞれの宝物には、旧文字と今のアルファベットを使った文字の2通りの表記があった。中に、ひときわ目を惹く大きな籠があった。ハルティニさんの説明によると、儀式用の籠で、中に子供を入れたそうだ。籠の外には、色々なおもちゃや道具などを置き、籠の中の子供にそれを選ばせて、将来の仕事を占ったとか。同じようなことを、日本の何処だかでも古くからの習慣でやっていたような気がした。


守衛の老兵士宝物を見終わった後、いわゆる、後宮に入る。入り口を守護神(ラクササ)が護っている。この王宮は、民族衣装を着た老兵士たちが守衛をしている。皆、腰にはクリスという短剣を差している。建物の中は皆、素足で歩いていた。彼らは、無報酬でやっているそうだが、名誉職ということで、皆、誇りを持って働いているそうだ。いまだにスルタンへの尊敬の念が強いのだろう。大掃除に使った水さえも、神聖なる水として欲しがる人も多いそうだ。

守衛の詰め所では、日誌?らしきものにアレコレ書き込んでいる人がいた。ここにはインドネシアのカレンダーが掛けてあったが、縦書きなので面白い。詰め所に居た小柄な老人の写真を写させてもらった。腰に巻いている、バティックはそれぞれ異なった模様のものであった。渋くて素敵な色合い。

【水の宮殿】
一通り見終わったので、車で「水の宮殿(タマン・サリ)」に向かう。ほんの僅かな距離だったが。。王宮とは道一本へだてたところ。ここは後宮の水浴び場であり、スルタンが美女たちを侍らせ、相手を選ぶ場所でもあったそうだ。全く男というものは、どこの国でも一緒ね〜(苦笑)

正面の門には龍の彫り物が・・・見事だ。門の上には登れるようになっているので、勿論登る。水浴び場へと向かう道が見える。庭にある木々の葉の色がどれも赤茶けている。不思議に思って聞くと、どれも「若葉」だそうだ。赤茶けた若葉が、育ってくると普通の緑の葉になるそうだ。なんだか不思議な感じがする。水浴び場は、階段が中まで下りていて、水の中へ入れるようになっている。その周りはぐるりと塀で囲われている。水浴び場に面して建物が建ち、中から水浴び場を見ることも出来るしスルタンのための私室もここにあった。

水の宮殿 門 赤茶けた若葉の木 水浴び場
水の宮殿 門 赤茶けた若葉の木 水浴び場

民族衣装のモデル入ってすぐから気になっていたのだけれど、スチール板を持った人やカメラを持っている人がやたらに多い。それにモデルらしき若い女性もポーズを取っている。なんとなく違和感を覚える。しかし、それも、民族衣装を着た2人のモデルを見て吹き飛ぶ。彼らは、別会社のモデル達なのかは判らないけど、でも、この方が遙かに様になる。ちょっと男性モデルのニヤケ顔が気に入らないと言えば気に入らないのだけれど。その後、私も階段を下りて、水浴び場に入ってみた。「ちょっとこんな感じかしら?」な〜んてポーズを取って私も写真に収まってみた(笑)

【バティック工房】
この後は、車でバティック(ろうけつ染め)工房へ行く。ハルティニさんの制服もここで頼んで染めてもらっているそうだ。今は、昔ながらの人の手のみでの方法と、スタンプ形式機械でと下絵を描く方法があるそうだ。勿論人の手のみが高い。最近は日本から着物の反物としての注文もあるそうだ。まずは手描きの工程。オバサン達がロウの入った入れ物を器用に動かし、絵を描いていく。あらかじめ下絵が描いてあるので、それをなぞっている。次に行くと色を塗っていた。それから一旦、青で染め、ロウを取る。青で染めた部分に今度はロウを乗せ、別な色が染まらないようにする。その後、茶色などの別の色で染め上げる。これの何度もの繰り返しだそうだ。スタンプでの模様付けは単純で面白みにちょっと欠けるような気がした。

ロウで絵をかく作業 色を乗せていく作業 ロウを洗い流している作業
ロウで絵をかく作業 色を乗せていく作業 ロウを洗い流している作業

お店の方に行って、お土産を少し買う。ここで初めてバティックを見たので、相場というものが判らない。そのため、やや控えめにした。でも、後で後悔した。やはり工房だけあって、品数が1番多かった。洋服などの加工品もそうだけど、布だけでもここが1番良かったなぁと思った。

【アマンジウォでリッチな気分で】

アマンジウォ入口
アマンジウォ入口

買い物が済んだので、この後は、ボロブドゥールへ向かう。昼食は、遺跡の南3Km高台にある、超高級リゾートホテルのアマンジウォで取ることに設定してもらった。いろんなパンフレットを見たけれども、ここでの昼食のみのオプショナルで、US$で60$はかかるのである。今回はオプショナルではなく、全部込みにしてもらった。このホテルは、アマングループのホテル。ボロブドゥールをモチーフにして設計され、建物や室内は大理石が使われている。部屋は全てコテージでプール付きだとか。

ホテルからの眺めメインダイニングからは、遺跡や景色が一望出来る。宿泊客は殆ど居なかった。数組いただけ。見ると、宿泊客はみな、同じバッグを持っている。なんでもこのアマングループでは、各ホテルごとにバッグが用意されていて、宿泊客はそれを使用し、持ち帰ることが出来るそうだ。いかにも南国風のバッグで私も欲しくなった。食事はいくつかのコースから選ぶようになっていた。私は鶏肉の料理。テーブルウエアが何もかも素敵。私のはあらかじめご飯が盛りつけてあったけれども、カレーを選んだHさんのはご飯が編んである籠に入ってきた。素敵だ〜!持ち帰ってしまいたいくらい。高台にあるので、エアコンのないこの吹きさらしのレストランでも、暑さはあまり感じない。却って風が心地よい。そのうちに、ガムランの生演奏が始まる。心が癒される音楽だ

いつか…ここに泊まるのが夢。後で判ったことだが、このホテルから宿泊客は象に乗って早朝のボロブドゥール観光に行くことも出来るそうだ。日の出前に向い、日の出を遺跡の上で迎える。想像しただけでも素晴らしい。食事後、トイレに行くが、あまりの素敵さに写真をパチリ。ひとときだけれども、束の間の贅沢を味わうことが出来た。
ハルティニさん達の迎えが来たので、車で遺跡に向かう。それにしてもホント、こんな狭い道をよく登ってきたなぁって感じ。ホテルの宿泊客は、この道を迎えのリムジンで登るそうだけど。

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