2月14日 ヴェネツィア その3


【ドレスが来た】

ロビーではUさんが待っていてくれた。でも、まだ衣装は届いてないとのこと。まぁ、こういうところがイタリアらしいと言えるかな。来るまでロビーで待ってくれるとのことなので、Uさんの荷物を持って先に部屋に戻った。暫くして、Uさんが衣装を持って上がってきてくれた。有り難い。ホント、お姉さんみたいな感じ。とりあえず、持ち歩くものを揃えた。ハンカチ、ちり紙、お財布、小銭入れ、デジカメ、予備のバッテリーなど。

バッグも衣装とセットになっている
とは思わなかったので、自宅からシルバーフォックスのポシェットを持ってきた。セットのバッグにはデジカメを入れて、自分のポシェットにその他のものを入れた。マントの下に隠れるし、仮に外から見えても、違和感はそうないはず。一旦衣装を着てしまうと、トイレが大変だろうから、まずトイレに入ってから着替える。

実際に被った仮面着替える順番は昨日の通り。まず、骨の入ったスカートの部分の下着。あれ?昨日のと形が違うような?昨日は横ではなくて前後で紐を結んだし、この輪の広がりが違う感じ。横長の輪でなく縦長みたい。ドレスを着るとさらに変な感じ。とりあえず一旦この衣装を着て、それからお店に行って、違うならば交換してもらうことにする。ドレスと同じ布で出来たチョーカ−も出てきたけれど、私には似合わないので付けないことにした。それはこれからお店に持っていって先に返してしまうことにした。小物だから無くすと心配だし。それからスカート、上着、マント。マスクのリボンを結んでもらって、帽子を被ってOK。口紅も塗ったし。エレベーターのところまで行ったけど、Uさんが乗れるかどうか心配だった。あまり大きなエレベーターではないから。でも、なんとか大丈夫だった。

【楽しんでいらっしゃい!】
ホテルから、まずは昨日のアトリエまで行くことにした。途中、すれ違う人の視線を感じる。なんだか気恥ずかしい。ドレスの裾も長いうえ、慣れていないので歩きづらい。裾を踏ん付けたりも・・・(苦笑)蹴飛ばすように歩くって聞いたことあるけど、なかなか蹴飛ばせない(笑)アトリエに行くと、みんなが全身をチェックしてくれた。下着は昨日のと同じだとのこと。多分、紙袋に入れて持ってきたので、形が少しゆがんだだけかもしれない。マントのリボンの部分も結んでいたけれども、これはただ鍵ホックをかけるだけだったので直してくれた。「さぁ、楽しんでいらっしゃい」と送り出された。

細長い路地を抜けて、サン・マルコ広場までは、すぐである。注目されていると痛いほどに感じる。こんなに注目されたことってないから、ドキドキしてしまう。マスクを付けているからまだ救われるけれども、マスクの下で、顔がこわばっているのを感じながら歩く。まだ、微妙に歩くのが変。あ、そうか、スカートを少し持ち上げて歩けば楽なのかも?よくお姫様がやっているっけ!そう思って少し摘もうとしたけれども、結構重たいお姫様って、華奢なだけじゃないのね!(笑)結構力持ちなんだわ!って(笑)サン・マルコ広場の特設舞台はまだ準備をしていた。本当にイベントまでに間に合うのかしら?と疑問に思う。それでも、最後は帳尻を合せてしまうから凄いかも。

【サン・マルコ広場にて】
サン・マルコ広場の中を歩き始めた。遠くの方に、やはり仮装している人達が見える。とりあえず、サン・マルコ大聖堂の方へゆっくりと歩いていく。歩きながら、写真を撮られているのを感じる。なんだか夢見心地で歩いている私。
仮装した人たちと1正面から仮装した男性2人組が歩いてきた。うわ〜、すごい、キチンとカツラまで付けている中世の貴族そのものって感じ。すれ違いながら、お互いに挨拶を交わすが、写真を一緒に撮ることにした。そのとたん、周りの人達が、ワ〜ッと押しかけてきて、撮影会が始まった。みんな、順々にそばに寄ってきて、「いいですか?」と身振りで聞いてくるので、うなずいて返事する。最初は自分でも表情が固かったけれども、少しずつ、笑いかけることが出来るようになってきた。でも、顔半分がマスクに被われているから、どんな表情になっているのかな?
男性2人組が行ってしまっても、お姫様(←私のこと!)はまだ動けない。大人から子供まで、とても嬉しそうな顔をして側に寄って来る。なんだか気持ちいい。しばらくそこに立ち止まった後、少しずつ、広場の中心の方へ。途中いろんな仮装した人達とすれ違ったり、写真を一緒に撮ったりした。

Uさんは、写真撮影の邪魔にならない程度にってことで、少し(2m程)距離をおいて歩いてくれている。「何かあったら、声かけてね」と言われた。そう、確かに、普通の格好した人がベッタリ側にいるんじゃ、被写体としても良くないかもしれない。そういう見る人の心理まで読み取ってくれる人だ。だから、私も安心していられる。途中、いろんな人にUさんは「彼女は日本からこういう格好をしたくて来たのよ」って話をしている(笑)

仮装した子供とママと仮装した人とすれ違う度に
、お互いにアイコンタクトを取ったり、又は、相手がお姫様に向かってするようなお辞儀をしてくるので、私もそれに対して、プリンセスとしての挨拶を返す(笑)そういう一瞬の様子も写真に納めている人もいた。仮装している人も、私のことを日本人だとはサラサラ思わないらしく「イタリアーノ?」とよく聞かれた。「いいえ、日本人!」って答えると、みんなビックリする。まさか!って言うのがマスクの奥の目から伺える。観光客も、フランス人、ドイツ人が多いかな?「ありがとう」の何気ない一言でお国柄を感じる。子供たちも仮装している。親も嬉しそうな顔。子供たちとも一緒に写真に収まる。こちらの子供はいいなぁ。こういうイベントに小さいときから接することが出来て。日本じゃあり得ないしなぁ。
仮装した人と2ショット
仮装をしている人も、私のように外国人が結構いた
。「ドイツから」との男性組みもいたし。姫(?)が1人で歩いているので、結構王子様(?)達が寄ってきてくれる(笑)「また後でね!」と声をかけて別れていく人もいる。なんだか物凄くフレンドリーな感じ。みんな、やりたいことは同じで、同じ気持ちでこのヴェネツィアに来て、仮装しているのだもの。これは、やっている人間にしか判らない共有している感情。


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