2月14日 ヴェネツィア その10


【現代に戻ってきた】
そのうちに、人々が段々と下のフロアーへ移っていく。下からは別の音楽。ディスコ?って思いながら、降りていくとやっぱりそうだった。最後はディスコタイムさっきまでワルツを踊っていたのに、中世のこの格好でディスコ?やっぱり現代なんだ、ここは!(笑)お立ち台まである!3つも!ダンサーがその上で踊っている。女性1人と男性2人。そのうち1人は凄い!上半身裸で、金色に塗りたくっている。一見、天使?イヤ、よく見ると、堕天使。下半身に余計なモノを着けている(ご想像にお任せします)

堕天使のダンサー ディスコタイム
堕天使のダンサー ディスコタイム

下のフロアーはさっきの上よりも熱気が凄い。『Y・M・C・A』もかかる。ここはヨーロッパなのに!(笑)少しの間踊っていただけで、汗が垂れてくる。シャンパンを手にして、端で涼むけど、それでも暑い。そう言えば、さっきからリカルドの姿を全然見ない。やっぱり、誤解されちゃったのかなぁ?上手く言えなかったからなぁ。誰か別のスタッフに聞こうかな?とも思ったけど、それもなぁ〜、なんか照れる。いざとなればデジカメの画像を見せれば、誰だかは判ってくれるだろうけど…。

そのうち、薄いグリーンの服を着て、従者の格好をした女性が来た。手招きしていると思ったら、寄ってきて、中央に引っ張られる。ん?誰?と一瞬思ったけど、昨日パーティに来なさいって熱心に誘ってくれたスタッフだと判る。1人のとても目立つ男性の前で止まった。カツラをつけていて、白いカラーコンタクトを入れている。この人…ってどこかで見た感じ。「日本からカーニバルに来た人よ」って彼女が紹介してくれた。やはり、この男性も大層驚いていた。「日本のどこ?」って聞かれたので「東京から」と答えたら、「表参道、六本木、あ〜…」と言葉につまったので「青山?」って聞いたら「Yes!」って。やっぱりみんなその辺は必ず行くんだ〜!「日本語も『おはようございます』、『こんにちは』、『ありがとう』なら知っているよ」って言って笑っていた。

俳優さん? 従者の格好のスタッフの女性 堕天使と・・・
俳優さん? 従者の格好のスタッフの女性 堕天使と・・・

写真を一緒に写してもらった。彼はヴェネツィアでは有名人らしい。おそらく喜劇とかの俳優だろう。来週開かれるパーティで、なにか出し物をするらしい。貰ったパンフレットにも大きく写真が載っている。イメージキャラクターってところ?パンフレットを帰ってきてからも舐めるように見たけれども名前は書いてない。インターネットのHPでもこのパーティのことを調べたけれども判らなかった。

帰ってきてから色々と調べているうちに判ったのだけれど、私が行ったパーティは14日に開かれたいくつかのパーティの中では一番ランクが上だったみたい。場所も宮殿だし、値段も一番上。ビックリ〜!知らずに行ったとはいえ…ホント、知らないってある意味幸せかも?怖い物知らずで…。紹介してくれた彼女は「私は彼が大好きなの!」って言うので、写真を撮ってあげたけど、ちょうど彼が違う方向を向いてしまったときなので、ちょっと残念。

【水上タクシーで帰る】
従者とお姫様のポーズその後、少しずつお客が出て行っているのに気がついた。もうお開きなのかな?タクシー呼んでもらわないとって思っていたら、先ほどの彼女が、「ホテル何処だっけ?」って聞いてきたので「バウアー」って答えたら「ちょっと待って、そっちに帰る人をまとめてみるから」とのこと。その後、扉の側まで呼ばれたので行くと、「行きはいくら払ったの?」と聞かれたので「55よ」って答えたら「帰りは40でOKよ」って言ってくれた。どうやら交渉してくれたらしい…?それとも、主催者側でいくらか負担するのかも?桟橋から水上タクシーに乗り込む。結局、例のリカルドには、謝れずそのまま。最後にお礼も言ってないのにな…。まぁ、もしかしたら明日の朝、衣装を返しに行ったときに居るかもしれないし…。

水上タクシー
来たときとは反対の方向へ行くので、ちょっとばかり不安になる。暫く行くとリアルト橋。それをくぐってから右手に曲がる。そこからはホントに狭い水路。小さな橋の下をいくつか通った。これは絶対に屈まないと危ないってところもあった。タクシーの運転手?も屈んでいる。私は用心して、帽子の分、彼が屈まなくても平気な場所でも屈まなければならない。。せっかくの帽子だもの、壊して持って返りたくない。キレイなままで絶対に持ち帰るもん!

行きとは違う水路で帰ったので、夜中だけど帰路を楽しめた。橋の上には夜中の2時過ぎだというのに、人々がまだ歩き回っている。やっぱりカーニバルの時の土曜日は特別みたい。10分ちょっとでホテルに着く。支払うユーロがないので、「お金を両替してくるから」とことわって待っていてもらう。ドアマンも水上タクシーが着いたので出てきて、ドアを開けてくれた。ドレスの裾を気にしながらホテルへ移る。すぐに両替を頼んだけれど、夜中の係りの人はちょっとオジサンで要領の悪い人らしい。もっともこんな夜中に両替を頼む人なんていないだろうし。計算機で何度も計算し直している。私もかなりイライラしてきた水上タクシーの人も身を乗り出している。大丈夫よ、踏み倒さないから(笑)

両替を待っている間も、ホテルに帰ってきた人が写真を撮らせて欲しいと寄ってきた。まだ時間もかかりそうなので一緒にカメラに収まったけど。私以外に、フロントに同じ衣装屋の紙袋を持っている男の人がいた。彼はパーティに参加したのだろうか?少しだけ気にはなったけど、それよりも待たせている方が気になったので聞かなかった。散々待たせてやっと支払いをすることが出来た。「沢山待たせてごめんなさい」と謝りながら、5ユーロのチップを渡す。このくらいは当然。

【来年こそ!】
Uさんは「2時半過ぎにはロビーに居るわね」ってことだったけど、まだ少し早いので降りてきてない。そのまま部屋にまっすぐ戻る。エレベーターを降りて廊下を歩くけれど、なんだか、どこからか壁の中から、過去の亡霊でも出てきそうな感じ(笑)

何ごともなく(当然!)部屋のベルを鳴らして開けてもらう。Uさんをこんな中途半端な時間に起こして申し訳ない感じ。私が出かけたのは10時過ぎだったから、お風呂入ったりして寝たのは多分11時頃だろう。で、帰ってきたのは2時過ぎ。3時間くらいしか眠れなかっただろう。「どうだった?楽しめた?」と聞かれて「はい、とても!」って答えた。なんせ初めての経験だったし、異世界を覗いてきたのだから。楽しかったけれども、言葉とダンスが不自由なので、不本意であるのは確か。それは私自身の問題なのだけれども!来年は英会話学校に通って、ダンスも習って、再び来る!って決心した。あ・・・その前にお金貯めなきゃ(苦笑)

ともかく、楽しかったのは事実だけど、自分の腑甲斐無さをUさんに愚痴りながらドレスを脱がしてもらう。胴着の紐を緩めてもらうと、なんだか凄くリラックス出来て、一気に眠気が襲ってくる。ジーンズ履いていってしまって失敗したと話すとUさんもうっかりして気がつかなかったとのこと。これでは、何かあっても百年の恋も冷めるわねって2人して笑った。日本時間で昼間の10時半過ぎ。徹夜明けで完全に参っている。もうお風呂はどうでもいいから早く眠りたい。お風呂は朝起きてから入ればいいわってことで、そのままパジャマに着替えて眠ってしまった。

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