ヴェネツィアカーニバルに
ついて

2010年のカーニバルは2月6日から2月16日までです。
ヴェネツィアカーニバル公式サイトより

海洋共和国として栄えたヴェネツィアは、その海運技術や外交能力を発揮して得られた富で水の都を彩りました。数々の映画の舞台となったこの水の都では、ゴンドラが夢の世界へと観光客を誘い、夕日に映えるサン・マルコ広場、また幻想的な夜の街並みが人々を現代と過去を行き来させます。
そして一番の見所はやはり2月に行われるカルネヴァーレといわれるカーニバル人々が仮面をつけ賑わうこのお祭りは更にヴェネツィアを幻想的に演出します。

キリスト教世界が迎える最大、唯一の行事がいうまでもなくこのカーニバル。賑やかな伝統行事の少ない冬のヨーロッパを活気付け、各地で盛大なお祝いの行事を展開します。キリスト教では、復活祭の前の40日間を「四旬節」としています。この期間は、荒野で断食修行をしたイエスを偲び、肉断ちなどの斎戒をすることになっていますが、その肉断ちの前に大いにごちそうを食べ、思い切り騒いでおこうというのが、カルネヴァーレのもともとの趣旨です。復活祭が年によって日付の変動する祭日であることから、カルネヴァーレの日程も毎年変わりますヴェネツィアのカーニバルは規模の大きさだけでなく、歴史的、文化的な視点からも、世界的に有名です。他の町のカーニバルでは、華やかな山車のパレードの見物に対して、ヴェネツィアのカーニバルは、中世より、趣向を凝らした仮装で有名でした。

現在のカーニバルの開催期間は2〜3週間。この期間、人々は貴婦人、真っ白に化粧しダブダブのズボンをはいた道化師、仮面の麗人、歴史的上の人物など思い思いの仮装に身を包み、町へ繰りだします。市の中心部ではまるで映画のシーンのようなドラマチックな世界が展開されます。伝統的なものもあり、また今日ではそれにとらわれないオリジナルのファンタジックな仮装をする人が多く見られます。簡単な仮装や仮面を楽しんでいる人も大勢いて、市民だけでなく、外国の観光客も自由に仮装し、イタリアの人々と楽しい時間を共有しています。
サン・マルコ広場には仮設舞台が設けられ、連日世界のアーティスト達の歌や踊りや手品、アクロバットなど、様々なショーが行われます。さらに、市内の劇場では、カーニバル期間中の特別公演として、盛りだくさんの演目が上映されます。これらは、街角で見られるドンチャン騒ぎとは異なり文化的な催しです。カーニバルのプログラムは、町の売店で販売されています。最終日が近づくにつれて、人々の興奮はより一層の盛り上がりを見せ、最終日の夜に、カーニバルの騒ぎは最高潮に達します。
しかし、次の日には大騒ぎとなったサン・マルコ広場はチリ一つなく清掃され、厳粛な四旬節を迎える準備をしています。

資料提供 イタリア政府観光局