3月21日  ロンドン

市内の移動も大分慣れた。道路も車さえ来なければ赤信号でも渡るという地元の人の習慣にも慣れ、私も出来るようになってきた(笑)最初はなかなか出来ずにいたのだけれど。ロンドン3日目はあちこち観光をしながら、尚且つ再度衛兵交代をじっくり見ようという欲張り気味のものだった。

【2つのウェストミンスター】
まずはウエストミンスター大聖堂から始めた。ここは1903年と近代建築のもので、他の寺院や大聖堂とは趣が異なる。赤レンガと大理石で作られた新ビザンチン様式と言うそうだけれど、見た目は地味というか…シックというか…。塔は展望台になっているのでエレベーターで往復したとアルバムに書いてあるのだけれど…記憶がない…。

ウエストミンスター大聖堂 大聖堂の中 ウエストミンスター寺院
ウエストミンスター大聖堂 大聖堂の中 ウエストミンスター寺院

ウエストミンスター寺院は前を通っただけ。本当は中も見たかったのだけれど、中を見ていると衛兵交代式がいいところで見れないので、とりあえず外観だけ写真を撮った。イギリス王家の戴冠式は今でもここで行われるほどの由緒ある寺院だ。

ロイヤル・ホース・ガーズバッキンガム宮殿はいくつかの公園に取り巻かれているけれど、宮殿に向かって左側には、ロンドンで最も古いセント・ジェームズ・パークがある。とても自然が豊富で、野性のリスも見かけた。ここからは、宮殿までは一直線だしってことで、ノンビリと歩いていたら、何処からか『パカポコ パカポコ』と蹄の音が!友達2人を残して全力疾走した私。騎兵隊の姿を見ることが出来た。房飾りが赤いので、どうやらロイヤル・ホース・ガーズのようだった。


【またもや衛兵交代式を見る】
私達はバッキンガム宮殿の真っ正面ではなくて、ザ・マル(バッキンガム宮殿とトラファルガー広場を結ぶ道)の途中で陣取っていた。兵舎から出てきた衛兵達を見送った後、私達もその後を追って宮殿へ向かうことにした音楽の音が聞こえてきた。先導は馬に乗った警官。管楽器を演奏している衛兵の楽器には、楽譜?らしき紙が挟んであった。その演奏している衛兵の後ろに、銃を肩に担った衛兵達が続く。それにしても…19日に一度見たので、判っていたけれども冬服は地味だ…。私達も、衛兵の後ろの方にくっついて宮殿へ向かった。

冬服の衛兵達 ちょっと制服に違う衛兵達 楽器を演奏している衛兵達
冬服の衛兵達 こちらは制服の違う衛兵達 楽器を演奏している衛兵達

クィーン・ビクトリア・メモリアルの近くで、立ち止まり(というか、それ以上先は人混みで行けそうもない)交代式の続きを見た。またもや楽器の演奏の音。今度の衛兵達は制服が違う。帽子も違うのだ。銃を担った人達はまるで警察官に毛が生えた感じ。日本の警察官と同じような帽子だった。その人達が門の中に入って、なんやら号令がかかっていた頃、今度は宮殿脇を、白い房飾りの赤い軍服のマントを着たライフ・ガードの一行が通っていった。同じ王室付きの衛兵ではあるけれど、歩兵と騎馬隊では管轄も違うし、やることも違うのだろう。その一行が行ってしまうと通行止めにしていた車が走り出した。そのうちに、交代を終えた衛兵達が宮殿から出てきて兵舎に帰っていった。衛兵達が宮殿から出てくると、門はまたもや閉められた。

交代式が終わると、物凄い沢山の人があっと言う間に減っていく。私達は長時間立ちっぱなしで疲れたので、クィーン・ビクトリア・メモリアルの噴水のところでしばし休憩をしながらおしゃべりした。

【女王陛下のみ】
バッキンガム宮殿から、ザ・マルを通って、トラファルガー広場へと向かった。途中、アドミラルティ・アーチという凱旋門にさしかかった。ここは1910年から2年がかりで造られたもの。門は3ヶ所通れるようになっているけれども、真ん中は女王陛下専用とのことで、しっかりと締まっていた。我々下々の者は脇の通路を通る。この門の形は弧を描いていて、大層面白い造りだ。

【May I help you?】
トラファルガー広場トラファルガー広場はトラファルガー沖の海戦を指揮したネルソン提督を記念して造られた広場だそうだ。広場にはネルソン提督の像があるのだけれど、高さ50m程の円柱の上に建てられている。円柱は高いし、街の真ん中にあるものだから、なかなか思うように写真に収めることが出来ない。提督像と自分を同時には写しにくい。どちらかを犠牲にすれば余裕だったのだけれど。この円柱の台座には戦利品であるフランスの大砲を溶かして造られたレリーフがある。自国の大砲が戦利品として奪われ、自分たちが負けている様子を表すレリーフにされたと知った時のフランス側の憤りは凄かったろうなと思う。まぁ、敗戦国ゆえに文句は言えなかったのだろうが。
この台座の四隅のライオンは、三越のライオンのモデルとなった。本物はかなり大きい。友人2人は、広場の噴水の縁に座っておしゃべりしながら休憩。私は、台座の上に人が沢山乗っているので、自分も乗ってみようと思ってチャレンジしに行った。やっぱり、かなり高いので邪魔なリュックを台座の上に乗せ、這い上がろうと頑張っていた。すると頭上から「May I help you?(手を貸そうか?)」の声と共に手が差し伸べられてきた。声の主は、かなり太ったオジサンだった。こんな大きな人でも登ることが出来るんだ〜って思いつつ、これだけ大きな人だったら、間違いなく引っ張りあげてくれるだろうと安心できた(笑)そこで、「Yes !Please help me!(ええ、お願い!)」と答えて、引っ張りあげてもらった。

【一緒に写真いいですか?】
騎乗警備の衛兵この後、ホース・ガーズ騎馬衛兵本部の建物に向かう。ここは門の両脇に守衛所があって、騎馬兵による馬上警備が見られるのだ。緋色のジャケットに白い房飾りの帽子が、ライフ・ガーズで、紺色のジャケットに赤い房飾りの帽子ロイヤル・ホース・ガーズ、どちらも王室直属の警備隊だそうだ。
その守衛所は普通に歩道に面してあった。馬もよく訓練されているだけあって、その場から動かない。首をあちこちに動かしてきょろきょろとは、しているけれども(笑)たまに目の前を女の人が通ると来る方向に首を伸ばし、去って行く方向まで首だけ追いかけていく。まれに、通りがかりの人が頭をなでていくと、目を細めて、なんともいえない表情をする。う〜〜ん、やっぱり馬っていいなぁ。馬好きの私にはたまらない・・・。馬上の衛兵は抜き身の剣を持ち、常に左右を見張っている。

ロイヤル・ホース・ガーズの衛兵さんと門の中央には1人、衛兵が立って警備している。まるで人形のように微動だにしない。揺れもしないのである。目だけ動かして警備している。隣で一緒に写真に収まりたいけど、黙って撮るのも失礼だし、ロンドン塔の衛兵も一瞬だけどニコッとした表情を浮べたくらいだから、多分話しかけても大丈夫かも?でも、勤務中だから申し訳ないしなぁ、とアレコレ思案した。でも、黙って隣に行って写るよりもと「お断りだけはしよう」と思って声をかけた。例え彼が反応しなくても聞こえているはずだから。「Excuse me, Can I take a picture with you?(すみません、一緒に写真写していいですか?)」と声をかけたら、コクンと小さく肯いてくれた。OKだ。言葉は発することは出来ないけれど、かすかに反応してくれたのが大層嬉しかった。

【フィッシュ&チップス】
たそがれのビッグ・ベンこの日最後の観光ポイント巡りは、ビッグ・ベン。たそがれのビッグ・ベンを背景にして写真に納まる。それにしても、この日は本当によく歩いた。歩きっぱなしだった。足も棒のようだったと書いてある。夜は足の下に枕をおき、足を高くして疲れを取ったとも。そうそう、言い忘れたけれど、この日の昼食は、かの有名な「フィッシュ&チップス」とミルクティー。官庁街の小さなお店で食べた。お店の雰囲気からするとちょっと心配だったけれど、周りに他に見当たらないし、と言うことで入っていった。ところが味はとっても美味しかった。イタリア系の主人だとかって言っていたなぁ。やっぱり、官庁街やビジネス街などのお店は美味しくなければやっていけないのだろうな。美味しくなければ人は入らないし。競争が激しい分だけ、それなりのものを出しているのだろう。意外な穴場って感じだった。白身の魚のフライは熱々で、勧められたとおりにビネガーをかけるとまた、それはさっぱりして美味しかった。

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