5月1日  敦煌 → 西安

【中国のト○レ事情】
朝のうちに、敦煌市博物館を見学。ホテルから近いところにあった。万里の長城の位置関係を示した模型などがあった。またまた
トイレの話。ここは博物館だし、キチンとしているだろうと思ったのが間違いだった。トイレは博物館の中には無く、敷地の端っこにあった。なんとなく、嫌な予感がしたのだけれども行ってみると、個室のドアも無く、腰くらいの高さの壁で仕切られているだけだった。中?溝だけまだまだ近代化は進みそうもないなぁ。

【再見! 曹さん】ガイドの曹さん
この後、空港へ。西安へ向かうのだ。ここで、ウルムチから同行してくれた曹さんとお別れ。真面目で、勉強熱心で、知識が豊富で時間があれば喋りっぱなしだった曹さん。トルファンまではアイクリさんの範囲だったので殆ど喋らなかったけれど、敦煌に着くなり「ボクはいろんな事を皆さんに知ってもらいたいから沢山喋ります」と宣言。まさしくその通りにずーっと説明し続けてくれた。新しい単語はすぐにメモを取って何度も確認して自分のものにもする努力家だった。優しくて恐妻家で、からかうと真面目になって反論するので、面白くてよくふざけた。年齢が近かったせいもあるかもしれないけれど、親しみの持てる人だった。私達の手続きが済むや否や、彼は次のお客の出迎えにと、そのまま到着ゲートに向かっていった。

CHINA NORTHWEST AIRLINESで西安へ。機内は物凄く狭く、一旦座ったら見動きが出来ないほど。身体は硬直したままって感じだった。隣の人の間隔も狭く、「きをつけ」をした状態で座っている感じだった。トイレに行くなんてとんでもない!機内食も、一応、出た。味は…ノーコメント。

【雨の西安】
西安
雨だった。ここも降水量が少ないところなのに、どうしたのだろう?初日に西安を案内してくれたガイドのキョウさんが合流する。空港近くのレストランで昼食後、観光に向かう。ここ西安は陜西省の省都。かつては長安と呼ばれていた都。シルクロードの起点でもある。昼食後に一旦雨が上がったので喜んでいたところ、途中でまた雨が降り出してしまった。始皇帝陵も車窓から見たけれども雨だったので、あまり見えず、記憶に残らなかったほど。

華清池 左は楊貴妃像

【傾国のロマンスの舞台】
玄宗皇帝と楊貴妃のロマンスで有名な
華清池に向かう。温泉と風景の美しさが有名な場所。白居易の長恨歌にも詠われていて、楊貴妃がここの温泉で美しい肌に更に磨きをかけたそうだ。今でも一角には温泉があって入浴出来るそうだ。どんなお湯か入ってみたくもあったけれど…。バスから降りると雨は益々強く降り出し、しまいには雷まで鳴り出した。池のところの入り口の建物の下から出ることさえ出来ない。西安事件の場となった山に登るロープウェーも雷の影響で一時止まってしまった。お客も乗っているのに!つくづく乗っていなくて良かったと思った。暫くすると動き出したが、乗っていた人達は怖かったろうと思う。

このまま待っていても雨は止みそうもない。待っていても時間の無駄になるだけと判断して、強行して、見学に行くことになった。楊貴妃が浸かったという「海棠湯」のある建物の壁には、花や、美人画などが沢山掛っていたが、ちょっと現代風の絵だったりして、興ざめ。「海棠湯」を見下ろすと、小銭が投げ込まれていた。玄宗皇帝はまた別に浴池を持っていて、そちらはもう一回り大きかった。やっぱり皇帝のだからだろうけれど、日本でも昔から男の人のお風呂って女の人用よりも広いのよねぇ。外に出ると、雨は小降りになっていた。池のほとりにある、楊貴妃像と写真に収まるが、西洋風の彫刻なので幻滅。それにしても、中国もちょうど「黄金週間」に入ったので、観光客が沢山いた。

【やっぱりスケールが違う!】
西安での観光のメイン、兵馬俑に向かう。ここは秦俑博物館と言うそうだ。途中の道路は、雨が道に溜まり、車が思うように通れなくなっているところも。普段降水量が少ないので、排水設備がキチンと整っていないのだろう。ワイパーの壊れている車も多い。それではこのような雷雨の時は前が見えないだろうと思う。そのせいか?事故もあちこちで起きていた。

秦俑博物館
は立派な博物館だった。数年前に来た人の話によると、大きな体育館に毛が生えた程度だったとのことだから大層な進歩だ。三号坑二号坑と見て回る。
こちらはまだ発掘途中だった。次に見た、秦銅車馬展覧館始皇帝の馬車の模型が埋められていたものが展示されていた。発掘された馬車の模型は、ガラス張りのケースの中にあったが、その造りの精巧さには驚いてしまった。
この後、一号坑へ。
いわゆる兵馬俑として、写真などで見ているところがここ。東西230m、南北62m、深さ5mの地下坑道。約6000体の武装した兵馬が38列にわたって並んでいるそうだ。あまりのスケールの大きさに圧倒される。中国の殆どの博物館が館内撮影禁止だったのに、ここは暗黙の了解でOKだった。警備員も見て見ぬ振りをしている。あまり大っぴらにしなければ大丈夫とのこと。数年前までは1枚いくら、と有料で撮影OKとかってなっていたそうだが。

馬車の模型 陶器の兵士達 整列している陶器の兵士達
発掘された始皇帝の馬車の模型 掘り出された兵士達 キレイに並んでる陶器の兵士

それにしても…凄い。ズラリと並ぶ等身大の陶器の兵士の姿に圧倒される。よく見るとどれも表情が異なっている。まだこれでも完全に発掘し終わっていないそうだ。あと40年くらいはかかる見込みだとか…?私がお婆ちゃんになった頃、またここを訪れれば、完全な姿を見ることが出来るのだろうか?始皇帝はその政策においては色々と問題もあったかもしれない。でも、こうやって陶器の兵士を造って並べることによって、ある意味『殉死』を防いだのだろうからその点は、かってもよいと思う。雨も降っていたし、夕方の見学ということで、割りと空いていて見やすかった。なるべく前に身を乗り出して写真を撮ったが私のカメラでは限界だった。いいカメラが欲しいとつくづく思う。

【餃子三昧の夜】
夕食は
西安名物の餃子老舗の『徳発長』で餃子三昧。日本でもお目にかかる焼き餃子や水餃子も出たが、蒸し餃子の種類の多さには驚く。それでも、まだまだほんの一部だそうだけれど。18種類の味と形を楽しむ。アヒルや風車、クルミの形をしたものなど。円卓を囲んでの食事だったが、まずは蒸籠が運ばれてくると、食べ始める前に写真撮影。その後、みんなで1つずつ取り始める。鍋ものも出てきた。

餃子いろいろ 謎の鍋物
蒸し餃子いろいろ 謎の鍋物(中身は写真館食べ物編へ)

最初、隣のテーブルで物凄い火の勢いの鍋物が置かれていたので、みんなで「あれはなんだろう?我々も団体だけど、食べることが出来るのかな?」と噂していた。恐ろしいくらいの火力だった。勿論、隣は普通の中国人の家族。団体の食事は限られているので、諦めていたけれど、我々にも出てきたのでみんな大喜び。鍋の中身は真珠大の餃子が入ったスープ。餃子だけでお腹がいっぱいになった。
夜の繁華街お店を出て、バスまでは少し歩かなければならなかった。お店のあたりは大型バスは入って来れないからだ。繁華街なので、
お土産売りやひったくりが多いので気をつけて欲しいと、添乗員のTさんからも、西安のガイドのキョウさんからも注意された。それも全部子供。でも、子供だからって油断してはいけないと言われた。ところが、やっぱりひったくられてしまった人がいたが、Tさんが素早く追いかけて取り戻してくれた。あの時の足の早かったこと!中には足にまとわりつかれてしまっている人もいたが、別の人が大声で怒鳴ってくれたので、難を逃れた。

西安でのホテルは唐華賓館というホテルで、オーナーは日本人だとか。庭のとても美しいホテルで建物はあまり高層の造りではなかった。敢えてそうして造られているそうだ。敷地が広いからそんな贅沢も出来るのだ。

とうとう、中国最後の夜となってしまった。部屋に荷物を置いた後、庭に面したロビー脇にラウンジがあるのに気がついていたので、そちらに行くことにした。ピアノの生演奏付きで、庭がライトアップされていて綺麗だった。カクテルを飲みながら、一人で優雅な雰囲気に浸っていた。他の人達は、ロビーの反対側の方にあるお土産屋のコーナーで最後の買い物に勤しんでいた。

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